美ら海水族館(沖縄県 2016年 筆者撮影)
世界最大の魚「ジンベエザメ」。その雄大な姿を一目見ようと、多くの旅行者が日本各地の水族館を訪れています。
しかし、実は日本でジンベエザメを常設展示している水族館は わずか4館 しかありません(2025年8月現在)。
今回は、沖縄から北陸まで、日本でジンベエザメに出会える4つの水族館を紹介します。
- 沖縄美ら海水族館(沖縄県)
- 海遊館(大阪府)
- いおワールド かごしま水族館(鹿児島県)
- のとじま水族館(石川県)2024年10月11日からジンベエザメの展示を再開
ジンベエザメは成魚になると体長10m~12m(最大体長20m・最大体重20t)に達する世界最大の「魚類」で、熱帯地方から亜熱帯に生息し、寿命は70年~100年とも言われます。
性質は非常におとなしく、人を襲うことはありません。
食性は肉食のサメとは異なり、主にオキアミや小魚、プランクトンを大きな口で海水ごと吸い込み、鰓(えら)で濾し取って食べる「濾過摂食」を行います。
英語名はホエールシャーク(whale shark)で、文字通り「クジラみたいなサメ」という意味です。
ちなみに学名は、脊索動物門軟骨魚綱テンジクザメ目ジンベエザメ科「Rhincodon typus」と言います。
施設名 | 所在地 | ジンベエザメの展示数と体長 |
美ら海水族館 | 沖縄県 | 1匹
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海遊館 | 大阪府 | 2匹
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いおワールドかごしま水族館 | 鹿児島県 | 1匹
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のとじま水族館
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石川県 | 1匹
(2024年10月11日展示再開) (2024年1月2日から2024年7月19日まで休館) (2024年1月の地震の影響で2匹永眠) |
1 [美ら海水族館](沖縄県)
美ら海水族館(沖縄県 筆者撮影)
施設名 | 美ら海水族館 |
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所在地 | 沖縄県国頭郡本部町石川424 |
アクセス | 那覇空港から、車で約2時間(高速道路利用) 那覇空港から、バス(高速バス使用)で約2時間半 |
駐車場 | 無料(最寄りの駐車場は北ゲートのP7立体駐車場) |
入館料 | 大人(2,180円) 中人(高校生)1,440円 小人(小・中学生)710円 6歳未満(無料) |
おすすめ時間帯 | 朝一番か夕方がおすすめ。特に開館直後は比較的すいていて、大水槽前でじっくり観察できます。 |
おすすめ | ジンベエザメが見える「黒潮の海」大水槽の前のカフェ「オーシャンブルー」では座って見れる。
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2023年3月31日をもって「4時からチケット」の販売は終了しました。
沖縄県内のコンビニや道の駅では大人入場券を約1,950円で販売しています。
美ら海水族館(沖縄県 筆者撮影)
美ら海水族館(沖縄県 2023年 筆者撮影)
水槽「黒潮の海」
- 水量7,500トン
- 幅35m×奥行27m×深さ10m
- 日本最大級
- ジンベエザメ1匹(2024年10月現在)
名前(オス・メス) | 体長 | 体重 | 飼育年数 |
ジンタ(オス) | 8.8m | 6.0トン | 飼育29年(2024年6月現在) |
2024年10月現在
美ら海水族館で見られるのは、オスのジンベエ1匹(ジンタ・体長8.8m)だけになっています。
2016年11月まで
沖縄の「美ら海水族館」では、これまでジンベエザメを3匹(オス1匹・メス2匹)飼育していました。ところが成長により水槽が手狭になったため、一番小さいメスのジンベエザメは広い海上のいけすへ移されました。
その後、水槽に残ったメスのジンベエザメ(体長約8m)が、2021年6月17日に亡くなりました。このジンベエザメは2008年に沖縄県の漁網に迷い込んで以来、13年間飼育されており、メスとしては日本で最も長い飼育記録(13年2か月)となりました。
美ら海水族館は世界で初めてジンベエザメの繁殖を目指しており、長期飼育の実績を積み重ねてきました。
水槽内でジンベエザメの雄大な姿を間近に見られるのは世界的にも貴重な体験で、2018年度の入館者数は372万人に達し、日本で最も多い来館者数を記録しました。
つまり、美ら海水族館のジンベエザメ飼育は「世界的にも希少な挑戦」であり、観光客にとっても「最大の目玉展示」となっているのです。
(筆者撮影)
ジンベエザメは餌を食べるとき、体を垂直にして海水ごと吸い込み、プランクトンなどを濾し取ります。美ら海水族館では、この自然な捕食行動を見られるように、水槽の深さを10メートルに設計しています。そのため、来館者はジンベエザメが本来の姿で食事する様子を間近で体感できるのです。
ジンベイザメの給餌時間
- 15:00~
- 17:00~
ジンベエザメの体調により、変更または中止する場合がある。
2019年4月(筆者撮影)
2019年3月、「美ら海水族館」から約1.5kmの場所に「スターバックスコーヒー 沖縄本部町店」が開業した。
- 所在地 沖縄県 国頭郡 本部町山川1421-4
- 営業時間 7:00~22:00
2 [海遊館](大阪市)
施設名 | 海遊館 |
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所在地 | 大阪市港区海岸通1-1-10 |
アクセス | 大阪メトロ中央線「大阪港駅」から徒歩5分 |
入館料 | 大人(高校生・16歳以上)2,700円 子ども(小・中学生)1,400円 幼児(3歳以上)700円 |
駐車場 | 平日最大:1,200円(200円/30分) 土・日・祝最大:2,000円(250円/30分) |
おすすめ時間帯 | 平日の午後、もしくは閉館1〜2時間前。休日は混雑するため、ゆったり見たいなら平日が狙い目です。 |
- 水槽「太平洋の海」
- 水量5,400トン
- 幅34m×深さ9m
- ジンベエザメ2匹
- 体長6mまで成長すると海に放流する
名前(オス・メス) | 体長 | 推定体重 | 推定年齢 |
遊(ユウ)メス | 6.2m | 1,700kg | 17歳~18歳 |
海(カイ)オス | 4.7m | 700kg | 7歳~8歳 |
(2024年10月現在)
- 1990年、本州でジンベエザメを見れる唯一の水族館として開館した。
- 年間水族館入館者数は約240万人で「美ら海水族館」に次いで国内2位。
- 見学所要時間 2時間~2時間半。
- 駐車場は海遊館・天保山マーケットプレースの地下に1,000台。
- 大阪メトロ中央線「大阪港駅」から徒歩5分。
3 [いおワールドかごしま水族館](鹿児島県)
施設名 | いおワールドかごしま水族館 |
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所在地 | 鹿児島県鹿児島市本港新町3-1 |
アクセス | JR鹿児島駅から徒歩15分 JR鹿児島中央駅から市電10分「水族館口電停」下車徒歩8分 JR鹿児島中央駅から市バス10分「かごしま水族館前」下車徒歩3分 |
入館料 | 大人高校生以上1,500円 小・中学生750円 |
駐車場 | 駐車場 1時間まで無料(1時間を超えると1時間毎に200円) |
おすすめ時間帯 | 午前中がおすすめ。午後は観光客や修学旅行で混むことが多いです。また、ジンベエザメの給餌タイム(公式サイトで時間確認可能)は必見 |
- 水槽「黒潮大水槽」
- 水量1,500トン
- 横25m × 縦13m × 深さ5m
名前(オス・メス) | 搬入日 | 体長 | 推定年齢 |
11代目ユウユウ(オス) | 2025年8月18日 | 4.2m(2025年)
(搬入時4.2m) |
若い |
2019年9月6日 | 4.7m(2023年)
(搬入時3.6m) |
若い |
水槽の深さが5mなので、ジンベエザメの体長が5.5mに達すると海に帰す。
1997年開館で、施設名の「いお」とは鹿児島弁で「魚」を意味する。

施設名 | のとじま水族館 |
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所在地 | 石川県七尾市能登島曲町15部40 |
アクセス | 金沢駅から車で1時間30分 和倉温泉駅から車で20分またはバスで30分 |
入場料 | 一般・高校生以上:1,890円 中学生以下:510円 |
駐車場 | 1,100台(無料) |
おすすめ時間帯 | 土日祝は昼過ぎが混雑するため、午前中がおすすめ。日本海の景色も美しく、観光シーズンは朝早めの到着が快適です。 |


- 水槽「パノラマ大水槽」(ジンベイ館「青の世界」)
- 水量1,600トン
- 対角距離20m×深さ6m
- ジンベエザメ1匹(2024年10月現在)
名前(オス・メス) | 体長 | 体重 | 推定年齢 |
名前募集中(メス) | 4.4m | 2024年10月11日展示開始 | |
4.9m | 2024年1月永眠 | ||
4.6m | 2024年1月永眠 |
水槽の深さが6.5mなので体長5.8mまで成長すると、海に放流する。
過去にジンベエザメを展示していた水族館や計画していた水族館
- 茨城県「アクアワールド茨城県大洗水族館」は「ジンベエザメ」の飼育展示(水量8,000トン)を検討しており、2020年度中に事業費130億円で着手し、2022年度末(2023年3月)の展示を目指していた。
- しかし、2020年3月12日に茨城県の委員会で否決され、先行きは不透明。
名称 | アクアワールド茨城県大洗水族館 | |
所在地 | 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252-3 | |
入館料 | 大人 | 2,000円 |
小・中学生 | 900円 | |
幼児(3歳以上) | 300円 | |
3歳未満 | 無料 |
千葉県の定置網に迷い込んだ体長4.5mの2代目ジンベエザメ(オス)が展示されていたが、2019年2月18日に永眠した。
名称 | 横浜・八景島シーパラダイス | |
所在地 | 横浜市金沢区八景島 | |
入場料(4つの水族館を観覧できるアクアリゾーツパス) | 大人・高校生以上 | 3,000円 |
小・中学生 | 1,800円 | |
幼児(4才以上) | 900円 | |
シニア(65才以上) | 2,500円 |
- 大水槽「大海原に生きる群れと輝きの魚たち」
- アクアミュージアム1階
- 水量1,500トン
- 高さ8m × 幅15m
初代ジンベエザメ「七海」は千葉の定置網で捕獲され、八景島シーパラダイスで2010年11月~2016年10月の6年間飼育されていた。
アクセス
最寄駅 金沢シーサイドライン八景島駅徒歩10分(京急金沢八景駅から乗り換え)