沖縄旅行のとき、スーツケースを沖縄のホテルまで宅配便で送ると、手ぶらで観光できるので便利だ。
実際、何度か沖縄にスーツケースを送ったことがあるので、宅配料金と注意点をまとめてみました。
(但し、料金や重さの区分は変更されている場合があるので、実際にご利用の際はご自身でご確認ください)
料金比較(東京~沖縄)2021年10月現在
荷物のサイズや重量によって最安値は異なるが、全体的にみて「ゆうパック」が一番安い。
3辺合計サイズが120cm以内の場合(東京~沖縄)
配送業者 | 片道料金 | 往復運賃 | 重量 | サイズ(縦・横・高さの合計) |
ゆうパック(120サイズ) | 2,170円(税込) | 4,340円(税込) | 25kg | 120cm |
JAL手ぶらでおでかけサービス(140サイズ) | 2,040円(税込) | 4,080円(税込) | 20kg | 140cm |
ヤマト運輸(120サイズ) | 3,040円(税込) | 5,880円(税込) | 15kg | 120cm |
- 「ゆうパック」はすべて荷物の縦・横・高さの合計が170cm以下、重さ25kgまでが対象。重さが25kgを超え30kg以下の荷物は「重量ゆうパック」となる。
- 「JAL手ぶらおでかけサービス」(佐川急便)は往復4,080円で最安値となる。ただし、JAL利用者のみしか利用できず、140サイズ・20kg以下となる。
- ヤマト運輸は重量が15kgまでとなっている。ヤマト運輸のみ往復割引価格が設定されており、クロネコメンバー割(10%オフ)を使うと往復5,264円、クロネコメンバー割BIG(15%オフ)の場合は4,962円となる。
3辺合計サイズが140cm以内の場合(東京~沖縄)
配送業者 | 片道料金 | 往復運賃 | 重量 | サイズ(縦・横・高さの合計) |
ゆうパック(140サイズ) | 2,440円(税込) | 4,880円(税込) | 25kg | 140cm |
JAL手ぶらでおでかけサービス(140サイズ) | 2,040円(税込) | 4,080円(税込) | 20kg | 140cm |
ヤマト運輸(140サイズ) | 3,610円(税込) | 7,020円(税込) | 20kg | 140cm |
- ヤマト運輸の料金は140サイズで往復7,020円、重量は20kgまでとなる。
- ヤマト運輸のみ往復割引価格を設定している。
- クロネコメンバー割(10%オフ)を使うと往復6,294円
- クロネコメンバー割BIG(15%オフ)の場合は往復5,934円
3辺合計サイズが160cm以内の場合(東京~沖縄)
配送業者 | 片道料金 | 往復運賃 | 重量 | サイズ(縦・横・高さの合計) |
ゆうパック(160サイズ) | 2,660円(税込) | 5,320円(税込) | 25kg | 160cm |
ヤマト運輸(160サイズ) | 4,160円(税込) | 8,120円(税込) | 25kg | 160cm |
- ヤマト運輸は160サイズで往復8,120円、重量は25kgまでとなる。
- ヤマト運輸のみ往復割引価格を設定している。
- クロネコメンバー割(10%オフ)を使うと往復7,284円
- クロネコメンバー割BIG(15%オフ)の場合は往復6,868円
安く送る裏技
那覇空港から帰る場合、到着空港から自宅まではANA、JALともに1,000円~1,050円で運んでくれる。
「行き」は「ゆうパック片道(120サイズ)2,170円」を利用して、「帰り」はANA(1,000円)やJAL(1,050円)の宅配サービスを利用すれば、往復で最安値3,170円(税込)~3,220円(税込)となる。
但し、ゆうパックは重量25kgまで、ANA(快速宅配便)は重量25kgまで、JAL(宅配サービス)は重量が20kgまでと重さの上限が異なる。
エアライン | 名称 | 片道料金 | 重量 | 3辺サイズ |
ANA | 快速宅空便 | 1,000円(税込) | 25kg | 3辺合計203cm |
JAL | 宅配便サービス | 1,050円(税込) | 20kg | 50cm×60cm×120cm |
荷物を送るときの注意点
沖縄へ荷物を送る場合、ほとんどは飛行便となり、荷物もX線検査される。
しかも「本人が搭乗する飛行機の預け荷物の検査」よりも「スーツケースだけを宅配便で送る場合の検査」の方が厳しいと思う。
具体的に言うと、
- 50gの小型スプレー(制汗剤やヘアトニック)3本をスーツケースに入れていたら空港のX線検査にひっかかり、スーツケースごと自宅に返送された。
- 玄関先でスプレー缶を取り出し、再び空港まで配送することになった。(追加料金は不要だった)
- 本人が出発している場合は、スプレー缶などは取り出せず、スーツケースを船便で沖縄まで運ぶ場合がある。
- 東京~沖縄の船便の場合は約1週間かかるので、当然、沖縄旅行には間に合わなくなる。
荷物だけの場合、飛行機便で運べない物
香水、マニキュア、除光液 |
スプレー缶(ヘアスプレー、ヘアムース、制汗剤、シェービングフォーム) |
アロマオイル、ライター、ライターオイル |
モバイルバッテリー |
- モバイルバッテリー
ハソコンやカメラの本体に収納されているモバイルバッテリーはOKだが、モバイルバッテリー単体だと運ぶことはできない。
ゆうパック
ゆうパック(日本郵政)は、重さは一律25kgまでOK。スーツケースの3辺合計が120cm~160cm以下で比較した場合、ヤマト運輸よりも安い。
沖縄のホテルから自宅に返送するのもいいが、レンタカーを利用している場合、沖縄の郵便局に持ち込んで自宅まで宅配する方法もある。
例えば那覇中央郵便局はモノレールの壷川駅から徒歩2~3分のところにあり、駐車場も50台分あるので便利。
JAL手ぶらでおでかけサービス(ピックアップサービス)
「JAL手ぶらでおでかけサービス」は「JAL便利用者」のみが利用できるサービスで料金は片道2,040円、往復4,080円。
JALのHPから予約すると、翌日、佐川急便が自宅まで集荷に来てくれる。
「行きだけ(片道)」利用もできるが、ホテルから自宅への「帰りのみ(片道)」利用はできない。
重さ制限が20kgと厳しいが、3辺合計140cmまで運んでくれる。
行きだけ2,040円で利用して、帰りは、那覇空港のJALカウンターでの搭乗手続きの際に「JAL宅配便サービス」を申し込めば、自宅まで1,050円で宅配してくれる。
この場合、往復合計で3,090円となる。
ヤマト運輸
クロネコメンバー割(10%引き)、クロネコメンバー割BIG(15%引き)になる。
ヤマト運輸の場合、日数に余裕がある場合は船便で輸送することがある。
その場合も料金は変わらないが、逆に沖縄への到着が遅くなることがある。
実際、余裕を見て5日前に集荷依頼したことがあるが、ヤマト運輸の判断で船便で送られ、荷物が沖縄のホテルに到着したのは宿泊日当日の午前中になったことがある。
ちょっとした裏技
- 飛行機の預け荷物は20kg超えても大丈夫なのか?
飛行機の預け荷物は1人20kgまでとなっていることが多い。
20kgを超えると超過料金がかかることになっているが、実際は1kg未満の超過料金は無料となっている。
したがって、実際には20.9kgまでは無料となる。
ちなみにJALの場合1kg当たり400円の超過料金がかかる。
- 2人の荷物を1つのスーツケースにする場合
通常は、1名で20kgまでだが、2名の荷物を1つのスーツケースにまとめると2名分40kgまで無料で預かってくれる。(ANA、JALともに那覇空港カウンターで2016年確認 )
まとめ
沖縄に行き始めたころは、往復とも宅配便を利用していた。しかし、旅行の出発日の3日くらい前に荷物を出さないといけないし、スプレーやモバイルバッテリーなどが入っていると送れない。
しかも、年々料金が値上げされ、今では往復料金4,000円~5,000円と高額になっている。
それなら、自宅から出発空港までのタクシー運賃が3,000円くらいなら、タクシーを利用してスーツケースと一緒に出発空港まで行くのもいいかもしれない。
帰りは那覇空港で「ANAやJALの宅配便」(1,000円~1,050円)を申し込むと、到着空港から自宅まで運んでくれる。(但し翌日配送)
JALの場合は「佐川急便」、ANAは「ヤマト運輸」で輸送されることが多い。