「沖縄移住をすすめない 8つの理由」 沖縄に20回行って分かったこと(移住者の8割が3年で本土に戻る・移住失敗)

沖縄移住の現実

那覇市内

沖縄に移住した人の多くが「移住に失敗」している。

統計によると、毎年2万人~3万人が沖縄に移住するが、移住後3年で8割が本土に戻っている。

例え、数年間でも沖縄に住んだことは、何らかの経験になるので、否定的になる必要はない。

しかし、本人的には沖縄に永住するつもりだったのに、それが2~3年になったというのは誤算だと思う。

沖縄に20回以上行って、沖縄に合計150日間滞在した経験から「沖縄移住」について考察してみます。

 

(1) 沖縄の失業率は高く、本土から移住しても仕事がない

沖縄の失業率は高く、ハローワークに通って20社~50社の面接受けて2~3ヶ月後に就職できればいい方だ。

しかも賃金が安く、専門知識を持たない人の場合、手取りの月給は20万円以下となることが多い。

沖縄県民が低賃金で生活できるのは、親類から食料もらったり、知人の助けがあるからだ。

そういう知人もなく、一家族だけで生活できるほど沖縄の生活は楽ではない。

 

具体的な月収のイメージ

  • 本人が月収20万円
  • パートナーがパートで月収10万円
  • 合計世帯月収30万円

世帯月収30万円(世帯年収360万円)が現実だと思う。これは、沖縄でもやっと生活できる程度で、子供が2~3人いて東京の大学まで行かせるならかなり厳しい生活になる。

また、沖縄には独特の仕事のやり方があり、それになじめない移住者が多い。

やはり、観光で行くのと実際に沖縄に住んで働くのは、全く違うと思う。

 

(2) 海は綺麗だが、半年で飽きる?

沖縄に移住する目的は「美しい海の近くに住みたい」という移住者も多い。

確かに、海辺のリゾート地は景色がよく、別荘としてはいい。

しかし、実際に生活をすると「買物」「通学」「通勤」に不便なことが多い。

具体的には、車通勤で近くの会社でも片道30分、沖縄は車社会で渋滞がひどく片道1時間(往復2時間)かかる場合もある。

結局、綺麗な海辺で暮らすつもりだったはずなのに、生活に便利な市街地に引っ越す人もいる。

それなら、本土で暮らしても同じことかもしれないし、また、半年で海に飽きる人もいる。

さらに、海に近いと塩害でエアコンの室外機はすぐに錆びるし、車も3年もすれば錆びてくる。

 

晴天が少ない

沖縄は気候がいいと思うかもしれないが、意外と晴天は少ない

天候晴天で気候がいい期間
1月~2月風速7m~8mの北風(季節風)がほぼ毎日吹く
3月中旬~4月中旬天候がいい
5月~6月中旬梅雨・カビの季節
6月下旬~7月中旬天候がいい
8月~9月暑い・台風
10月~10月中旬台風
10月下旬~11月天候がいい
12月風速7m~8mの北風(季節風)がほぼ毎日吹く

結局、沖縄で晴天で気候がいいのは、下記の3つで合計3ケ月。

  • 3月中旬~4月中旬の1ヶ月
  • 6月下旬の梅雨明け後の2週間
  • 10月下旬~11月の1ヶ月

 

(3) 沖縄の不動産は意外と高い

沖縄は地方都市だし、県民所得も低いから、不動産価格も安いと思う人が多い。

しかし、実際には沖縄の不動産価格は思ったよりも高い。

具体的に言うと、那覇市新都心「おもろまち」のタワーマンションの新築分譲価格は75㎡で5,000万円、中古マンションでも2,000万円~3,000万円が相場となっている。

那覇市内の不動産価格は、神奈川、千葉、埼玉と同じ程度で、地方都市の割には高い。

那覇市新都心「おもろまち駅」徒歩10分圏の賃貸だと、25㎡のワンルームで月額家賃は6万円以上する。東京のワンルームと比較しても、割安感は全くない。

もちろん、駅から徒歩20分~30分の物件なら月額家賃5万円程度だが、そうなると車が必要になり、毎月、車の維持費が2万円~3万円かかる。

本土の人口30万人くらいの地方都市であれば、月5万円で一戸建てが借りられるので、やはり沖縄の家賃・不動産価格は割高だと思う。

 

沖縄の不動産価格が高い理由

  • 沖縄は平地が少なく人口が増加している。
  • リゾートホテルや商業施設の進出が相次ぎ、土地需要が高い。
  • 沖縄は貧富の差が激しく低所得者も多いが、会社経営者など富裕層も多い。その沖縄の富裕層が沖縄の不動産(軍用地など)を投資目的で買う傾向が強く、不動産価格が高止まりしている。

宅建など不動産業はいいかも

沖縄に以前行った時、駐車場だった場所が次に行くとホテルになっていたりする。それほど沖縄の不動取引は活発なので、宅建など資格があればいいかもしれない。

 

(4) 沖縄の会社経営者は、冷たい、がめつい

沖縄の県民性は「やさしい」と言われる。実際、県民の8~9割はそうだろう。

しかし、沖縄の会社経営者は「やさしい」だけではない。

那覇新都心(おもろまち)でのこと。カフェで隣の席に沖縄の会社経営者とその友人が2人で来ていた。

NYやパリなど海外旅行に行った話をして、最後に「沖縄に大型ショッピングモール(ライカム)ができて、安い時給で働いていた自社のバイトが辞めた。」と嘆いていた。

沖縄全体を見ると失業率も高く低賃金だ。しかし、沖縄の企業経営者はその低賃金のバイトを雇って大きな利益を上げている。

コンビニや全国チェーン店の販売価格は東京と同じだが、人件費は沖縄の方が安いので沖縄の経営者は沖縄の安い人件費で大きな利益を上げるいる。

イメージとして、東京のコンビニのバイトの時給は約1,200円だが、沖縄の最低賃金は820円となっている。

 

(5)沖縄人は初対面の人に冷たい、愛想がない

沖縄旅行して感じることだが、店員が「愛想がない」「親切でもない」「優しくもない」ことだ。

沖縄人は、地元の人間と深い人間関係があるので、地元民でない本土からの観光客は「よそ者」という感覚があって、ある種の警戒感があるからだと思う。

しかし、こっちから、積極的に話しかけて仲良くなると、まったく別人のように親切にしてくれる。

ただし、そこまで人間関係を作るのが難しい。

 

(6)ウチナータイム

沖縄県民の時間感覚は独特で「ウチナータイム」と呼ばれる。

例えば、午後8時から始まる飲み会でも、午後8時に家を出て、午後8時半に最初の1名が到着、午後9時からなんとなく始まることが多い。

仕事ではそこまで遅れないが、分単位のスケジュールで動くことはまずない。

 

(7)ヤギ汁

沖縄生活も半年も過ぎると、沖縄県民の集まりに呼ばれることも多くなる。

そこで振舞われるのが「ヤギ汁」で、独特の匂いがある。

 

(8)模合(もあい)

沖縄では、職場や同級生の間で毎月資金を出し合って、「親」が回ってくると「総どり」できる制度がある。

これを模合(もあい)という。

例えば、10人の模合(もあい)で毎月5,000円を払うとすると、10か月ごとに5万円をもらえる計算になる。

互助会のイメージだが、時々「不払い(模合崩れ)」も発生し、人間関係が複雑になることもある。

 

(8)年の半分はカビの季節

沖縄は湿度が高く、5月~10月の半年間は、油断するとカビが生えてしまう。

沖縄に住んでいて1週間くらい本土に帰省すると、クローゼットがカビだらけになる。

革のジャケットやバッグもカビが生えるくらい沖縄のカビはすごい。

米軍住宅では電気代は日本政府負担なので、1ヵ月の長期バカンスでもエアコンはつけっぱなしという噂だ。

 

沖縄移住で成功する人

沖縄県北部の本部町でカフェやレストランを経営したり、名護市で手作りドーナッツ屋さんを開業した人など、小さくても自分で事業を立ち上げて成功した人がいる。

沖縄は国内有数の観光地なので地元客と観光客の両方の利用が見込める。

また、車社会なので、多少立地が悪くても客が来てくれる。むしろ、郊外の自然豊かなところにカフェなどを作ると評判になって客が来てくれるし、郊外なので出店費用が安い。

沖縄移住を成功させるなら、会社員ではなく、自分で事業を立ち上げる方ことも考えてもいいと思う。

しかも、沖縄の地元民のみならず、本土の観光客や移住者も顧客とするような事業がいいと思う。

沖縄県の人口は147万人とマーケットとしては小さいので、東京や大阪など本土の客をターゲットにしたネットショッピングなどが成功しやすいと思う。

 

移住者が暮らしやすい場所

都会暮らしに慣れている人なら、最初は那覇市や浦添市周辺のウィークリーマンションなどに住んで沖縄の暮らしに慣れるのがいいと思う。

ウィークリーマンションを卒業して、次に移住者が住むのが

  • おもろまち(那覇市新都心)
  • あしびな(豊見城市豊崎)
  • 美浜アメリカンビレッジ(北谷町)

那覇空港の南、アウトレットモール「あしびな」の周辺の豊崎地区、モノレールおもろまち駅周辺の新都心、美浜アメリカンビレッジのある北谷町が人気だ。

那覇市の新都心「モノレールおもろまち駅」周辺には大型ショッピングモール「サンエーメインプレイス」があり、本土の30万人~50万人都市並みの生活環境が整っている。

しかし、最近は「おもろまち」新都心の家賃が値上がりして駅近物件は2LDK(45㎡)で月家賃10万円を超えることが多い。安い物件は駅から徒歩20分くらいになる。

そのため、那覇市の隣の「浦添市」に住むケースもある。

2019年に沖縄モノレールが浦添市まで延伸された。やはり電車生活に慣れた人にはモノレール沿線の方が暮らしやすいと思う。

穴場と思ったのが「おもろまち駅」の隣の駅「古島駅」周辺で「おもろまち駅」周辺よりも住宅地の雰囲気で住みやすそうで、しかも家賃が比較的安い。

 

郊外なら中城地区(沖縄中部)や名護市(沖縄北部)

沖縄中部の「中城地区」には、大型ショッピングモール「イオンモール沖縄ライカム」が2015年に開業した。

中城、北中城は高台になっており、那覇市街地よりも真夏は過ごしやすいかもしれない。

また、「沖縄らしさ」を移住の目的にするなら、沖縄北部の「名護市」あたりも候補になるだろう。

那覇よりも家賃が安く、海まで徒歩10分の不動産も多い。

中古の軽自動車でも買えば、ショッピングモールも利用でき、日常生活には困らない。

しかし、頻繁に本土と往復する場合、那覇空港から名護市まではバスで1時間30分程度かかるので不便だ。

那覇空港の駐車場は1日最大1,600円で安いように思えるが、何日も置きっぱなしにすると料金が高くなる。

本土と頻繁に往復する人は、沖縄北部の名護周辺に住むと不便かもしれない。

 

見方を変えると

今まで書いてきたことと矛盾するかもしれないが、移住失敗してもいいという覚悟があるなら、あまり考えずに思い切って沖縄移住するのも一つの方法かもしれない。

いろいろ考え過ぎると「沖縄移住はしない」という結論になると思う。

沖縄移住は失敗する可能性が高いし、お勧めはしませんが、それでも何年も考えているだけでは一歩も進まない。

敢えて、沖縄移住して失敗して、本土に戻ってきた方が、人生が一歩進むかもしれない。

また、沖縄移住の経験は、例え、失敗であっても自分の人生を豊かにするかもしれない。

特に単身者なら、リゾートバイトを数か月するものいいかもしれない。

 

2022年現在で思っていること

沖縄の賃貸マンションを5万円~10万円で借りて、毎月、本土と往復しようと思っていた。

そして、値下がりしたJALとANAの株を購入して株主優待券をもらえるようにした。

しかし、沖縄の家賃相場が値上がりして、那覇空港にアクセスのいいモノレール沿いの条件のいい賃貸マンションだと5万円~10万円では借りられなくなっている。

希望する条件だと、月10万円~15万円の家賃になるので、航空運賃も含めると毎月20万円以上の出費になる。

それなら、年に数回、沖縄に旅行に行く方がいいという結論にまた戻ってくる。

ここ2年は沖縄に行けていないが、沖縄は20回行っても、また行きたくなる「魅力的な島」であることは間違いはない。

ただ、遠くにいると「行きなくなる」が、実際に住むと違うかもしれない。

また、沖縄へ行くために「飛行機」に乗ることが非日常であり高揚感を感じる。その高揚感のまま本土とは違う風景や気温の沖縄観光をするので、沖縄がよく見えるのかもしれない。

しかし、沖縄に住んでしまうと、飛行機に乗ることもなく、毎日、同じ景色を見ることになる。そうなると、やはり、本土から観光で行く「高揚感」は感じられなくなるかもしれない。

 

2020年頃の考え

当ブログ管理人は年間2回~5回くらい沖縄に行っていたが、現在のところ、移住するよりも観光で短期間滞在する方がいいと思っている。

もし、移住するなら、その前に月5万円~10万円くらいの「アラハビーチ」か「モノレール古島駅」周辺の賃貸マンションを1年間くらい借りて、本土から毎月往復して、不動産探しなど色々と準備してから本格的に移住したいと考えたこともあった。

数年前に「沖縄移住はしない」という結論を出したが、なんとなく、心の中に「もやもや」を抱えたまま数年が過ぎた。

移住しない理由としては、本土に自宅を保有しているので、自宅を売却して沖縄移住すると、数千万円の話になる。

本土での引っ越しでも50万円かかったので、沖縄への引っ越しなら100万円以上かかると思う。(単身なら20万円くらいだと思う)

また、本土の自宅を売却した場合、沖縄移住を卒業して、本土に戻ってくるときの家がない。

逆に、本土の自宅を保有したままなら年間数十万円の維持費が余分にかかり、沖縄の家賃も払うことになるので、移住する前より出費が多くなる。

 

2拠点生活

いろいろ、考えると、本土で働いて毎月1週間~10日を沖縄で過ごす「2拠点生活」がいいように思う。

しかし、2拠点になると、住居費や本土と沖縄の航空運賃など、毎月20万円~30万円はかかると思う。

 

沖縄に移住した芸能人

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