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成田空港 「第3滑走路」増設ヘ 予想配置図

2017/05/28

成田空港の機能強化策

  • 現在の空港の南東に新C滑走路(第3滑走路)3,500mを新設
  • 現在のB滑走路2,500mを北側に1,000m延伸し3,500mとする

新C滑走路(第3滑走路)3,500mは「芝山町多古町」に建設する案が最有力とされる。

国土交通省の航空写真にC滑走路予想図(白色)を合成

  • 第3滑走路増設により、成田空港の発着枠は現在の30万回から50万回に増加する。
  • 夜間の運用時間を現在の運用時間「午前6時~午後11時」から「午前5時~午前1時(深夜)」に3時間延長する。

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第3滑走路の必要性

成田空港には現在A滑走路4,000m、B滑走路2,500mの2本の滑走路がある。

しかし、朝夕のラッシュ時には、発着枠が不足し、上空での着陸待ち、地上での離陸待ちが発生している。

このため、ピーク時間帯に対応するため第三滑走路の建設が計画された。

  • 羽田空港の5本目の滑走路は建設費9,000億円と予想される。
  • 成田空港の第3滑走路は1,000億円~1,200億円で建設可能とされる。
  • 羽田+成田の合計の発着枠拡大という観点から成田空港に第3滑走路建設する方が費用対効果が高いとされる。

B滑走路延長と第三滑走路の計画概要

第3滑走路の計画は3案ある。

1案 B滑走路南側に3,500mの滑走路(芝山町、多古町)を建設する案で、最有力とされる。B滑走路の延長線から東に300mずらして建設予定
2案 B滑走路東側に平行してオープンパラレル2,700mの滑走路を建設
3案 B滑走路東側に平行してクロースパラレル2,700mの滑走路を建設

現在のB滑走路2,500mを北側ニ1,000m延伸し3,500mとしたうえで、新規に第3滑走路を建設する案が最有力。

新C滑走路(1案)3,500mの運用

新C滑走路3,500mはB滑走路と東西方向の間隔が短いためセミオープンパラレルで運用される。

具体的にはB滑走路2,500mの延長線から東に300mずらす。

この300mのずれ(スタガー)により、B滑走路と独立して運用できるようになる。

◆南からの進入時

南側から新C滑走路に着陸する飛行機がある場合、B滑走路からは、C滑走路の着陸機と独立して北側に離陸できる。

 

北からの進入時

北側からB滑走路に着陸する飛行機がある場合、新C滑走路はB滑走路の着陸機と独立して南側に離陸できる。

 

第三滑走路3,500m増設の効果

現在、成田空港の発着回数の上限は年間30万回だが、2020年までに管制を高度化し年間4万回増加させ34万回にする予定。

さらに、第3滑走路3,500mを増設することで年間16万回増加させることができる。

つまり、第3滑走路増設により、2020年以降、年間50万回になる。また買収する土地の面積は「1案」の場合約127ヘクタールと予想される。

現在、成田空港の敷地面積は貨物施設や給油施設などの付帯施設も含め1,400ヘクタールだが、第3滑走路建設により、2,000ヘクタール(付帯施設も含め)に拡大する見通しだ。

第三滑走路の長さはなぜ3,500mなのか?

まず、欧米便(747-400)であれば離陸3,400m、着陸2,600mが必要だ。

現在、B滑走路は2,500mなので欧米便の大型機(747-400)は通常、B滑走路には着陸しない。

そのため、成田空港の第3滑走路案は、100mの余裕を見て、離陸3,500m、着陸2,700mを想定して計画された。

羽田空港との比較

羽田空港(現状) 成田空港(現状) 成田空港(増設後)
滑走路 3,360m×1 4,000m×1 4,000m×1
滑走路 3,000m×1 2,500m×1 3,500m×2
滑走路 2,500m×2
発着回数(年) 44.7万回 30万回 50万回

平行滑走路間隔の基準

滑走路配置 滑走路間隔と運用
 

 

クロースパラレル

760m未満

同時発着は不可×

同時出発は不可×

 

 

セミオープンパラレル

760m~1,310m未満

同時到着は不可×

同時出発は可○

 

 

オープンパラレル

1,310m以上

同時発着は可○

同時出発は可○

出典 国土交通省

ICAO(国際民間航空機関)の規定ではオープンパラレルの間隔は1,525m以上とされる。

当ブログまとめ

第三滑走路はB滑走路を北側に3,500mに延伸したうえで、南側に3,500mで建設する1案が最有力と思われる。

その理由は

  • 発着枠が年間16万回拡大し全体で50万回を確保できる
  • 北側からの着陸の場合、B滑走路での着陸復行がやりやすい

 

当初2020年の供用予定としていたが、B滑走路の3,500m化を優先する可能性があり、第3滑走路は2020年以降にずれ込む可能性が高い。

羽田空港第5滑走路2030年建設予定

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