ANAの機体整備体制
ANAの機体整備は主として「ANAベースメンテナンステクニクス(株)」が担当し、羽田空港、成田空港、伊丹空港の格納庫で整備している。
将来的に那覇空港を拠点とする整備会社 「MRO JAPAN」設立
ANAは2015年6月 整備事業会社「MRO JAPAN(株)」を設立、2015年9月に伊丹空港で134人体制で事業を開始した。
(MROはMaintenance、Repair & Overhaul の略)
2017年以降に那覇空港を拠点とし300人体制で事業展開する方針。
MRJの推奨整備会社に選定
2016年7月13日、ANAは、「国産小型ジェット機MRJのアジアにおける推奨機体MROに選定された。」と発表した。将来的には、MRJの重整備も担当することを目指す。
MRO JAPANの整備機材
リージョナルジェット(ボンバルディアD8、MRJ)
小型機(B737、A320、 A321)
中型機(B767)
MRO JAPANの整備内容
C整備(1~2年ごと、飛行時間3,000~6,000時間、1週間程度の整備期間)
重整備(4~5年ごと、1ケ月程度の整備期間)
リージョナルジェットから中型機までの飛行機を対象とする。
現在、伊丹空港で行っている機体塗装も那覇空港で行う予定。
なぜ那覇なのか?
急増するアジアの整備需要に対応するため、よりアジアに近い那覇空港を拠点とし、アジアのLCCも顧客とする。
2020年那覇空港は第二滑走路が完成予定で、より多くの飛行機の発着ができる。また那覇空港は24時間空港であることなどの理由による。