従来型車両
沖縄モノレール(ゆいレール)は2016年4月に日立製の新車両を導入した。1編成(2両)の導入コストは6億円で2017年度までに合計4編成(8両)を24億円で導入する予定。
近年、外国人観光客の利用が増加しており、また、2019年春に延伸されることが理由のようだ。
スポンサーリンク
新車両の車内
ドアの周辺にあえて座席を配置せず、空間を確保し乗り降りしやすくした。
その結果、座席は片側12人掛けから10人掛けとなり、座席数が若干減少したが、立ち席を含めた車両定員は82人から85人に増加した。
ゆいレールとは?
正式名称は「沖縄都市モノレール」で「ゆいレール」は愛称で、2003年8月に開業した。
営業区間は、那覇空港駅から首里駅までの12.9km、全15駅。
運転間隔は、日中は10分に1本、朝夕のラッシュ時は6~8分に1本で、すべて2両編成で各駅停車で運転している。
2014年10月に、ICカード(オキカカード)を導入した。本土のSuicaやICOCAは利用できない。
2019年春に首里駅から東に4駅約4km延伸する予定。
車両数
- 2003年8月 開業時 1編成2両で12編成 合計24両(2両×12本)
- 2016年4月 新型車両1編成(2両)増補 合計26両(2両×13本)
- 2019年春 従来型24両+新型8両 合計32両(2両×16本)
車内で転倒
10年近く毎年のように沖縄モノレールに乗ってきた。しかし、初めて、転倒しそうになった。
実際は転倒したのだが、別の利用者に支えられてかろうじて床に転倒するのを免れた。
モノレールの乗り降りが混雑していて、車両に乗り込んで数秒後に車両が発車、つり革を持つ時間もなかった。
なぜ、急加速、急減速するようになったのか?
最近、沖縄モノレールは急発進、急減速するようになった。今までと違って、外国人観光客が多くなって、乗り降りに時間がかるようになったためだと思われる。
そこで、沖縄モノレールのドアの開閉時間を実測したこところ15秒~20秒だった。例えば、1駅の乗り降りで5秒余計に時間がかかったなら、全15駅で75秒も遅くなる。
その5秒の遅れを取り戻すために急加速、急減速して回復運転をしている可能性がある。
利用者増加
2015年度の沖縄都市モノレール利用者は年間1,615万人で、1日平均約4万4000人となった。前年比+7%の増加で、外国人観光客の増加によるものと考えられる
乗車券
沖縄モノレールでは独自のICカード(オキカカード)を導入しているが、本土のSuicaやICOCAが使えないのは不便。
しかも、切符は、本土の磁気式ではなく、QRコードを改札機に読み取らせのだが、読み取りが悪く、改札で混雑するようになっている。