ブームテクノロジー(米国)は、時速2,300kmの超音速旅客機「オーバーチュア(55席~75席)」を開発しており、2021年に実機の約3分の1の大きさの試作機「XB-1」の試験飛行を実施する予定。
完成すれば、NY~LN間の所要時間が3時間15分、東京~サンフランシスコ間が約5時間30分になる。
すでに、英ヴァージン・アトランティック航空が出資し10機の優先発注権を得ており、JALも1,000万ドルを出資し20機の優先発注権を得ている。
オーバーチュアとコンコルドの比較
機種名 | オーバーチュア | コンコルド |
開発企業 | ブームテクノロジー(米国) | フランス・イギリス |
座席数 | 55席~75席 | 約100席 |
最高速度 | 約2,300km | 約2,200km |
航続距離 | 約9,000km | 約7,200km |
NY~LNの運賃 | 約50万円 | 約200万円 |
初飛行 | 2020年代半ば | 1969年 |
1機の価格 | 約200億円 | 約2億ドル(1977年) |
XB-1
試験機「XB-1」は「GE J85-15」エンジン3基を搭載し、時速約2,300km、巡航高度18,000mを飛行する。
また、超音速旅客機(オーバーチュア)は2名のパイロット、4名の客室乗務員で運航する。