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JAL 超音速旅客機20機発注、米ベンチャー会社に約11億円出資

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JAL(日本航空)は、アメリカの超音速旅客機開発ベンチャー会社「Boom Technology」(本社 米コロラド州)と資本・業務提携を締結し1000万ドル(約11億円 を出資しブーム・テクノロジー社の株式の約1%を取得する。

また、最初に製造される20機の優先購入権を得る。早ければ2020年代半ばにも就航する予定。

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開発中の超音速旅客機のスペック

名称 Boom XB-1
速度 マッハ2.2(時速2,335km)
航続距離 8,334km
飛行高度 18,000m
座席数 45席~55席(ビジネス仕様)横に2席+2席
全長 約20.7m
翼長 約5.1m
全長 約13m(胴体幅を3mとした当ブログの推定値)
最大離陸重量 6,123kg
エンジン 3基(ゼネラル・エレクトリック社製J85-21)

 

超音速旅客機が就航した場合の所要時間

都市間 距離 飛行時間 運賃(片道) 現在の所要時間
NY~ロンドン 5,570km 3時間15分 2,500ドル(約30万円) 7時間
東京~LA 8,820km 5時間30分 9時間
東京~ハワイ 6,210km 4時間 7時間
東京~香港 2,890km 2時間 4時間
東京~シンガポール 5,330km 3時間 7時間
東京~バンコク 4,620km 3時間 5時間
東京~アンカレッジ 5,570km 3時間30分 7時間

 

開発協力会社と研究者

Virgin Galactic社、ゼネラル・エレクトリック社(GE)などが協力している。

また、NASA、space X、Boeing出身の研究者が開発を担当していると言われる。

 

受注状況

JALの20機、ヴァージン社10機など76機の受注を受けているとされる。

 

開発計画

  • 2018年中に小型の試作機の飛行
  • 2020年以降 実機での試験飛行
  • 2020年代半ばに就航予定

 

コメント

1976年に就航した超音速旅客機「コンコルド」は、16機の量産機が製造されたが、2000年の墜落事故を受けて2003年に運航を終了した。

今回、超音速旅客機が誕生すれば、約20年ぶりの2機種目の超音速旅客機となる。

ただし、アメリカ大陸上空は、超音速旅客機が飛行できないので、就航路線は限られる。

航続距離は8,334kmと中型旅客機並みで日本からハワイ、シンガポール、香港、バンコック、アンカレッジなどに就航できる。

ロンドンへは、直行便では行けないが、アンカレッジで途中給油するか、乗り継ぐことで行ける可能性がある。

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