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前澤氏の「カブアンド」は儲かるのか?

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「カブアンド」は、衣料品通販大手「ZOZO」創業者で実業家・前澤友作氏が手がける新サービスで、「電気・ガス・モバイル通信・ネット回線・ウォーターサーバー・ふるさと納税」を契約すると「ポイント」ではなく「未公開株」をもらえる。

将来的に上場すると「未公開株」を売却し利益が出る可能性がある。

2024年12月20日、前澤氏は「3年以内に上場できなければ、株を買い取ります。」と発表した。

しかし、買取条件があり、買取対象外になれば「紙くず」になる可能性もあるし、買取価格が低い場合、数百円の利益しかない可能性もある。

2024年12月20日現在、申し込み件数は35万件に達したと発表されている。

当ブログの試算では、加入者200万人で約15万円の利益になるかもしれない。

 

買取条件
  • 第1期募集分のカブアンド種類株式を対象
  • 買取条件発生日:2027年12月31日までに上場できなかった場合
  • 買取価格:あなたのカブアンド種類株式の払込金額相当額×1.2倍、またはその時点で第三者算定機関が算出する評価額 上記のうちいずれか小さい方の価格
いくら儲かるのか?
1株=5円で36億株を発行するようなので、計算上の時価総額は180億円になる。
いくら儲かるかは、「契約者数」が何人かによって異なる。
1名が「電気・ガス・モバイル通信・ネット回線・ウォーターサーバー・ふるさと納税」のうち複数のサービスを契約して、月額1万円を支払うとする。年間12万円となる。
還元率を5%とすると、年間6000円相当の未公開株(1200株か?)、2年で12,000円相当(2400株?)をもらえる。
  • 契約者10万人:(売上120億円)会社の利益6億円-会社の経費10億円=4億円の赤字(上場は困難)
  • 契約者20万人:(売上240億円)会社の利益12億円-会社の経費10億円=2億円の黒字×PER20倍=時価総額100億円=1株(2.8円)=2,400株=6,700円(5,300円の損)
  • 契約者30万人:(売上360億円)会社の利益18億円-会社の経費10億円=8億円の黒字×PER20倍=時価総額160億円=1株(4.4円)=2,400株=10,600円(1,400円の損)
  • 契約者40万人:(売上480億円)会社の利益24億円-会社の経費10億円=14億円の黒字×PER20倍=時価総額280億円=1株(8円)=2,400株=19,200円(7,200円の利益)

当ブログの試算では、加入者40万人で2年後に約7千円の利益、加入者100万人で約6万円の利益、加入者200万人で約15万円の利益となる。

  • 契約者100万人:(売上1200億円)会社の利益60億円-会社の経費10億円=50億円の黒字×PER20倍=時価総額1000億円=1株(28円)=2,400株=67,200円(55,200円の利益)
  • 契約者200万人:(売上2400億円)会社の利益120億円-会社の経費10億円=110億円の黒字×PER20倍=時価総額2200億円=1株(61円)=2,400株=146,400円(134,400円の利益)
  • 契約者500万人:(売上6000億円)会社の利益300億円-会社の経費10億円=290億円の黒字×PER20倍=時価総額5800億円=1株(161円)=2,400株=386,400円(374,400円の利益)

 

まとめ
簡単な試算だが、契約者30万人で、上場して、契約者の収支はプラマイ0くらい。
契約者100万人になると、上場して数万円の利益がでる計算。
契約者500万人になると、上場して40万円くらいの利益がでるかもしれない。
未公開株は「おまけ」として考えて、個々のサービスの品質と価格が釣り合っていると判断すれば契約してもいいかもしれない。
しかし、個人的には、契約しないと思う。
スマホなどの契約を切り替える手間や上場までの数年間という時間の割にリターンが少ないと思うからだ。
新NISAなどの投資の勉強をした方が1万倍、自分の人生にとってプラスになると思う。
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