Another company joins the quest to revive the sonic boom travel #aviation #tech #supersonic #plane #avgeek #japanair https://t.co/pAHLULMTvn
— Aviation News (@AviationNews) 2017年12月7日
JAL(日本航空)は、アメリカの超音速旅客機開発ベンチャー会社「Boom Technology」(本社 米コロラド州)と資本・業務提携を締結し1000万ドル(約11億円 を出資しブーム・テクノロジー社の株式の約1%を取得する。
また、最初に製造される20機の優先購入権を得る。早ければ2020年代半ばにも就航する予定。
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開発中の超音速旅客機のスペック
名称 | Boom XB-1 |
速度 | マッハ2.2(時速2,335km) |
航続距離 | 8,334km |
飛行高度 | 18,000m |
座席数 | 45席~55席(ビジネス仕様)横に2席+2席 |
全長 | 約20.7m |
翼長 | 約5.1m |
全長 | 約13m(胴体幅を3mとした当ブログの推定値) |
最大離陸重量 | 6,123kg |
エンジン | 3基(ゼネラル・エレクトリック社製J85-21) |
超音速旅客機が就航した場合の所要時間
都市間 | 距離 | 飛行時間 | 運賃(片道) | 現在の所要時間 |
NY~ロンドン | 5,570km | 3時間15分 | 2,500ドル(約30万円) | 7時間 |
東京~LA | 8,820km | 5時間30分 | 9時間 | |
東京~ハワイ | 6,210km | 4時間 | 7時間 | |
東京~香港 | 2,890km | 2時間 | 4時間 | |
東京~シンガポール | 5,330km | 3時間 | 7時間 | |
東京~バンコク | 4,620km | 3時間 | 5時間 | |
東京~アンカレッジ | 5,570km | 3時間30分 | 7時間 |
開発協力会社と研究者
Virgin Galactic社、ゼネラル・エレクトリック社(GE)などが協力している。
また、NASA、space X、Boeing出身の研究者が開発を担当していると言われる。
受注状況
JALの20機、ヴァージン社10機など76機の受注を受けているとされる。
開発計画
- 2018年中に小型の試作機の飛行
- 2020年以降 実機での試験飛行
- 2020年代半ばに就航予定
コメント
1976年に就航した超音速旅客機「コンコルド」は、16機の量産機が製造されたが、2000年の墜落事故を受けて2003年に運航を終了した。
今回、超音速旅客機が誕生すれば、約20年ぶりの2機種目の超音速旅客機となる。
ただし、アメリカ大陸上空は、超音速旅客機が飛行できないので、就航路線は限られる。
航続距離は8,334kmと中型旅客機並みで日本からハワイ、シンガポール、香港、バンコック、アンカレッジなどに就航できる。
ロンドンへは、直行便では行けないが、アンカレッジで途中給油するか、乗り継ぐことで行ける可能性がある。