ANAの2016~2020年中期経営戦略(2016年1月公表)
沖縄関連については、以下の3項目
- 沖縄国際貨物貨ハブ構想
- LCC(バニラエア)の国際線就航
- 那覇空港整備会社設立
那覇空港、国際貨物貨ハブ構想
那覇空港の国際貨物貨ハブ構想は2007年に構想が発表され、2009年より本格的に稼働した。
国内の「羽田、成田、中部、関空」と海外の「台北、シンガポール、バンコク、香港、広州」などの8都市、65路線のネットワークで結んでいる。
2008年の那覇空港の国際貨物取扱量は935トンだったが、2014年には約17万8000トンに急拡大している。
これは、成田、関空、羽田に次ぐ国内4位の取り扱い量となる。
LCC(バニラエア)の国際線就航
2016~2020年度ANAグループ中期経営戦略では、バニラエアを中国大陸各都市と那覇空港間の国際線へ就航させ、訪日外国人の需要を取り込む方針を打ち出した。
那覇空港整備会社設立
ANAは2015年6月、那覇空港で航空機整備を専門とする航空機整備会社「MRO Japan 」を設立した。
現在は伊丹空港で整備事業を展開しているが、2017年度下期に那覇空港の航空機整備施設(格納庫約1万9000平米)が完成次第、那覇空港で事業開始する予定。
現在、180人を雇用しており、毎年20人~25人を沖縄県出身者から採用する方針で、将来的には400人体制を目指す。
整備受託エアライン
- ANA
- PEACH AVIATION
- ソラシドエア
- アイベックスエアラインズ
- バニラ・エア
那覇空港での整備予定機種
- MRJ
- CRJ
- B737
- A320
- B767