BS 忍が迫る!「武井壮の秘話ヒストリー」
NHK BS番組で、武井壮さんの半生が語られた。
幼少期、家庭環境に恵まれなかった武井荘さんだったが、中学生時代の道徳の先生から「ソクラテスの弁明」という書籍を勧められた。
武井荘さんは、その本を読んで、人生についての考えが変わったという。
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紀元前399年、アテナイの民衆裁判所にソクラテスは告発された。
それを受けソクラテスは自ら弁護、弁明をする。
最終的に民衆の投票により、ソクラテスが有罪か?無罪か?が決定されることになった。
最後に、ソクラテスは聴衆に向かって演説をするというストーリー。
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「無知の知」
「自分には知らないことがある」と言うことを知っていることを「無知の知」と言う。なんの疑問を持たずに漫然と生きていると、「自分には知らないことがある」ということすら気付かない。
問題意識を持って生きろということかもしれない。
「善く生きる」
ソクラテスは「ただ生きる」のではなく、「善く生きる」と言う。
「善く生きる」とは、人によって解釈は違うが、武井壮さんは中学1年から「努力」をし、39歳でブレイクした。
「善く生きるとは何か?」という疑問を持つことが、重要だと思う。そして、自分なりの「善く生きる」という答えを一生かかって考えていくものかもしれない。
まとめ&補足
中学生時代に、この難解な本を読んだというのは驚き。
また、この本を勧めた先生も武井壮という人間をよく知っていたのだと思う。本との出会いも大事だが、この本を勧めてくれた先生との出会いも大きなことだったと思う。
読書好き芸人
オードリー若林正恭さんは、明治学院大学の学祭に芸人として出演したとき、その後、芥川賞作家になる学生時代の羽田圭介さんと出会っていた。
そのためか、羽田さんと若林さんの対談番組が企画・放送された。
オードリー若林正恭さんのゴールデンのバラエティ番組で見せるのとは違う一面が見れた。
当然なんだが、芸人さんといえども、内面は意外と普通で、いろんなことに悩んだり、考えたり、失敗したりしている。
その普通感覚が、普段テレビで見る芸人「若林正恭さん」とギャップがあり面白かった。
最近、読書という地味な趣味が話題になることが多い。
ネットで検索すれば、なんでも一瞬で分かる時代だが、逆にネットで検索しても分からないことを探すことも、楽しいのかもしれない。
たまには、気に入った一冊を探すのもいい。
かなり難解な本なので、一読しただけでは理解できないだろう。
世の中には自分の理解を超えた世界「無知の知」があるということを教えてくれる本だ。
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