下地島空港 新ターミナル建設
沖縄県宮古島市の下地島空港に新ターミナルビルを建設し、国際線も誘致する計画が浮上している。はたして成功するのか?
下地島空港とは?
- 沖縄県宮古島市下地島にある空港
- 1979年、民間パイロット訓練用に開港
- 滑走路1本 3,000m×60m
- 2011年にJALが撤退、2014年にANAが撤退したため、現在ほとんど利用されていない
交通アクセス
2015年1月 伊良部島大橋が開通し、宮古島と伊良部島は橋でつながれた。
宮古空港からは約25km、車で30分程度。
下地島空港 新ターミナル建設計画案とは?
- 2017年1月着工、2018年5月開業予定
- ターミナルビル敷地面積2万7000平米
- 国際線、国内線、LCC 、プライベートジェット就航予定
- 三菱地所がターミナル建設、運営を担当する予定
宮古空港の課題
宮古島の宮古空港は滑走路2,000mで年間132万人(2014年)だが、国際線の就航はほとんど就航しておらず、那覇空港からのトランジットになる。
滑走路が2,000mのため、小型機737-800や中型機767-300の就航がメインとなり、航続距離が約2,000km以内の都市にしか就航できない。
下地島空港新ターミナル課題
下地島空港は宮古島市街地から約25km、車で30分の距離にある。現宮古空港は市街地まで車で10分なのでアクセスが悪くなる。
LCCと富裕層のプライベートジェットは客層が違うため、両方の顧客を取り込むのは難しい。
空港として成り立つには1日 737-800などの小型機(約180人乗り)で4往復、年間約40万人の利用者は必要。
空港利用者数は1人が1往復して2人として計算するので、観光客としては20万人となる。
観光客20万人が平均3泊すると年間60万泊となる。一部屋2人宿泊として約800部屋の宿泊施設が必要。