日本の河野太郎外相が、「外相専用機」として、アメリカのビジネスジェット機「ガルフストリーム G650ER」の導入を希望している。
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「ガルフストリーム 650ER」の性能
メーカー | ガルフストリーム(Gulgstream) |
機種目 | G650ER |
航続距離 | 13,890km |
乗員 | パイロット2名+予備バイロット1名+CA1名 |
全長 | 30.41m |
全幅 | 30.36m |
全高 | 7.82m |
エンジン | ジェットエンジン×2基 |
最高速度 | 982km/h |
最高高度 | 15,545m |
離陸距離 | 1,920m |
着陸距離 | 914m |
座席数 | 19名 |
価格 | 6,868万ドル(約77億円) |
G650ERビジネスジェットの航続距離は13,890kmで、国産小型ジェット機「MRJ」の航続距離約3,380kmよりも長い。
- 東京~NY 10,846km
- 東京~ロンドン 9,576km
なので、東京からノンストップでニューヨークやロンドンに行ける。
G650ERの価格約77億円は高いか?
年間維持費を3億円とすると20年間の購入価格と維持費合計は137億円となる。
1年当たりだと6億8500万円となる。
年間20回利用するとして、1回当たりの費用は「3,425万円」となる。
定期便利用の飛行機代
外相はファーストクラスを使うだろうから、東京~NYのファーストクラス往復航空代金は約300万円、随行員15人がビジネスクラスに搭乗するとして1人約200万円で合計3,300万円となる。
チャーター便の費用
ビジネスジェットのチャーター料金は、飛行時間1時間につき200万円というのが相場だ。
東京~NYだと、往復25時間かかるので、チャーター料金は5,000万円は程度とかなり割高になる。
コメント
77億円のビジネスジェットなんて贅沢と思う。
一方で当ブログの試算では、現在の定期便の航空代金が随行員も含め3,300万円、ビジネスジェットの費用が3,425万円で、ビジネスジェットでもあまり変わらない可能性がある。
結局、今の外相団体の渡航費がいくらか公表しないと、「ビジネスジェット」が高いかどうか判断できない。
それをすると、ファーストクラス往復300万円が「贅沢」と言われて逆に河野外相の立場が悪くなるような気がする。