自衛隊機事故(U125型機 2016年4月6日)に思う、VFR(有視界飛行方式)とIFR(計器飛行方式)の違い

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自衛隊機事故

2016年4月6日、航空自衛隊のU125型機が、鹿児島県内の山中に墜落した。

墜落というよりも山腹に衝突したと言う方が正確かもしれない。

レーダーから機影が消えたのが高度880mで、現場は1,000mを超える山が多数ある山岳地帯だった。

急激な天候悪化により視界悪くなり、山の発見が遅れ、山の中腹から山頂方向に回避しようとしたが間に合わなかったと報道されている。

今回の事故機は有視界飛行方式(VFR:Visual Flight Rules)により飛行していたと思われる。

しかし、計器飛行方式(IFR:Instrument Flight Rules)という飛行方式もある。

これらについて調べてみた。

 

VFR(有視界飛行方式)とは?

  • VFRとは、有視界飛行方式と言われ、文字通り、パイロットが肉眼で見て飛行機を操縦する。
  • VFRのデメリット、目視で飛行するため、雲や夜間などは視認性が低下するので危険性が高くなる。
  • VFRのメリット、飛行計画を提出するだけで、自由に高度や航路を選択できるので、気象条件がいい場合は、短時間で目的地に着くことができる。

 

IFR(計器飛行方式)とは?

  • IFRとは、計器飛行方式と呼ばれ、飛行機の搭載されている計器や管制官の指示で飛行する方式。
  • IFRのメリット、有視界飛行方式ができない悪天候時にも、計器と航空管制指示により安全に飛行できる。
  • IFRのデメリット、常に管制官の指示通りに飛行しないといけないので、自由に高度や航路を選択できない。そのためVFRよりも飛行時間が長くなることが多い。
  • 計器飛行方式と言っても必ずしも自動操縦ということではなく、計器と管制指示でパイロットが操縦することも含む。

 

定期航空便はIFRで飛行する

1960年代までは、定期航空便もVFR(有視界飛行方式)だったが、現在では、ほぼすべての定期航空便はIFR(計器飛行方式)で飛行している。

 

VFR(有視界飛行方式)する飛行機とは?

現在ではVFR(有視界飛行方式)する飛行機は、民間小型機、報道ヘリ、自衛隊機などに限られる。

 

日本の小型機の登録機数

事業用小型飛行機 約200機
自家用機 約1,000機
合計 約1,200機

事業用小型飛行機とは遊覧用の小型飛行機を意味する。

 

まとめ&補足

VFR(有視界飛行方式)と言っても、東京や大阪などでは空路が混雑しているので、IFR(計器飛行方式)ではないが小型機も管制官の指示で飛行する。

IFR(計器飛行方式)するには、計器飛行証明を取得する必要がある。

それでも、小型機についてもIFR(計器飛行方式)で飛行を義務づけする時期に来ているのではなか?

小型機でもオートパイロット操縦やILSも搭載できる。費用負担や飛行経路の制約というデメリットもあるが、安全性を重視すべきだと思う。

自家用機のパイロットの中には、定期便より速く目的地に着くためにVFR(有視界飛行方式)で飛行し、IFR(計器飛行方式)はあえてしないというパイロットもいる。

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