高級宿泊予約サイト一休のレストラン予約サイトが注目されている
グルメサイトとしては「食ベログ」「ぐるなび」が有名だが、利用者がサイトを見て電話で予約するという流れだった。
しかし、一休レストランはサイトから直接レストラン予約ができることが特徴。高級宿泊サイトの400万人の会員をもち、ホテルのレストランなど高級レストランの参加が多いのが特徴。
日本の旅行宿泊市場は8兆円、外食市場は24兆円なので、レストラン予約の拡大が会社の成長の原動力になる可能性がある。
高級宿泊予約サイト 一休とは
1998年に設立、高級ホテルの空いている部屋をネット限定で安く販売することで急成長してきた。高級ホテルが自社のサイトで安売りすればホテルの高級イメージが損なわれる。また大手旅行サイトでビジネスホテルと併売されれば、高級イメージが損なわれる。そこで高級ホテルに絞って成功した。
2005年株式公開、2007年から東証一部上場。年間売上66億円(2015/3決算)。取扱高750億円、会員数400万人。一休レストランは2006年より開始。
平成26年度主要旅行業者の旅行取扱状況高(当ブログ調べ)
1 JTB 15,093億円
2 じゃらん 6,891億円
3 楽天 6,380億円
4 近畿日本 5,143億円
5 HIS 4,255億円
6 日本旅行 4,197億円
7 阪急交通社 3,325億円
8 ANAセールス 2,102億円
9 ジャルパック 1,775億円
ネット専業旅行代理店 じゃらんが2位、楽天が3位と急成長している。一休の推定取扱高750億円は大手と比較して少ないが、高級宿泊に特化しているという強みがある。
日本の旅行宿泊市場は8兆円、外食市場は24兆円
市場規模から言うと日本の外食市場は旅行宿泊市場の3倍の24兆円に達する。今までは、口コミ情報サイトは多かったが、サイトから即時予約できるところはすくなかった。
しかし、一休レストランはネットから即時に予約でき、日本語の苦手な訪日外国人のニーズも取り込める可能性がある。24兆円の外食市場をうまく取り込めば大きな売上げ高になる。