綺麗な海、のんびりできる雰囲気、沖縄ってやっぱりいい。
でも、残念なことに沖縄の店員さんの接客態度が悪い。
沖縄に20回以上行ったが、沖縄の店員さんの接客態度はやはり悪いと思う。
そこで、その原因を考えてみた。
沖縄本島の人と宮古島や石垣島の話をしても、反応がないことが多い。
多分、沖縄本島の人間は宮古島や石垣島にも行ったことがないのだと思う。
当然、東京や大阪などの本土に行く機会も少ないのだろう。
つまり、沖縄の店員さんは、本土で客の立場で、サービスを受けた経験が少ない。
そのため、接客サービスの基準を知らないのだ。
彼らは、自分たちの接客が普通と思っているのかもしれない。
沖縄の場合、正社員が少なく、派遣バイト勤務が多い。
職場が気に入らなければ短期間で職場を変えるので、客に対して悪い態度をとって、上司に注意されたらすぐに辞めてしまう。
沖縄は格差が大きく、本土から来る富裕層に対して嫉妬心がある。
沖縄には優しい人が多いが、一方で暴走族も多い。
成人式で暴れたりミニバイクに2人乗りする暴走族もいる。
沖縄道の制限速度は時速80kmだが、走行車線を時速80kmで走っていると、沖縄ナンバーの軽自動車が煽ってくる。
追い越し車線は空いているのだが、沖縄人は走行車線から追い越し車線に車線変更するのが面倒で、走行車線で速度制限を守っている観光客の車に嫌がらせをする。
沖縄の店員の中には、そういう性格の人がいるのかもしれない。
東京や大阪のテーマパークに行く沖縄人も多く、そういう経験から本土のサービスのレベルを知っている若い店員さんも増えてきた。
沖縄の店員の態度が悪いのは、思ったように物が売れないからだ。
なぜ、物が売れないのか?それは店員の知識がないからだ。
オメガ・コンステレーション(スイス製時計)のオーバーホール料金が3~5万円かかるので、新しく買うか、どうか考えていた。
年に4~5回、沖縄に行くので免税店にもよく行く。その免税店でダイヤなしのオメガ・コンステレーションが20万円で販売されていたが、次に行くと、その20万円のオメガが店頭からなくなっていた。
それで店員さんに「20万円くらいのオメガはないですか?」と聞くと、店員は「オメガで50万円以下の商品なんてありません」と言い放った。
その店で数か月前まで実際に20万円のオメガ・コンステレーションを販売していたのだが、そういう知識もなく、客に間違ったことを平気で言うのが沖縄の店員の特徴だ。
その店員は、ネットで販売価格を調べることもしていだろうし、家族がオメガを持っているような富裕層ではないのだろう。
20万~50万円の時計を持っている客は、かなりの時計の知識を持っている。その客に対して、間違ったことを言うようでは高級時計が売れないのは当然だ。
沖縄の某アウトレットモールにも、数年前から10回以上行っている。数か月ぶりに某ブランド店に行くと店内をリニューアルしていたので、「店内を改装しましたね」と店員さんに言うと。
店員は「改装はしていません」と自信を持って言った。
その店員は勤務して2~3ヵ月で、彼女は入店する前の店内のことは全く知らないのだろう。
自分の店のことも知らず、間違ったことを平気で客に言うのが沖縄の店員の特徴だ。
沖縄の場合、店員は数か月でやめていくが、客はリピーターが多いので店内のこともよく知っているし、商品知識もある。
したがって、店員が間違ったことを言ってもすぐにわかるので、間違ったことをいうレベルの低い店員から買わないのだ。
店員に知識がないから売れない。しかし、沖縄の店員はそれを客が悪いと思って、客に対して無礼な態度を取る。
この繰り返しが沖縄の店員の接客レベルが向上しない理由だろう。
客は物を買っているようだが、実はストーリーを買うのだ。
例えば、店員さんから
「那覇と名護では土壌が違う。この野菜は名護の赤土で育った無農薬の物です」
というストーリーを聞くと、客は購買意欲がわく。
客にとって、「那覇と名護では土壌が違う」という新しい発見があるから、話に引き込まれるのだ。
そういう知識を沖縄の店員が持たない限り、物は売れないし、物が売れないから店員の態度もよくならない。
沖縄にも中国人店員が多いのだが、沖縄人よりも親切だし、商品知識がある。
日本語は少し不確かなところもあるが、沖縄人よりも販売スキルがある。
なによりも、中国人店員は客を不快にすることが少ない。
沖縄県全体のことを考えると、中国人店員を雇用した方が販売額は多くなるだろう。沖縄人店員の態度は中国人店員より悪い。
中国という国のイメージは悪いし、中国人観光客の態度も悪い。しかし、沖縄で一生懸命働く中国人は沖縄人よりも優秀で向上心がある人が多い。
沖縄は低所得というが、みんなが所得が低いというのではない。一部には富裕層もいる。
例えば、コンビニ商品の販売価格は沖縄と本土も同じだが、人件費は沖縄の方が安い。
したがって、沖縄の経営者は人件費が安い分、利益を上げることができる。
そうやって儲けたお金で沖縄の軍用地や不動産を購入する。そうすると、沖縄の不動産賃貸料は上昇し、沖縄の低所得者層はますます生活が苦しくなる。
沖縄の格差社会の原因は、沖縄の経営者が同じ沖縄人を低所得で雇用して、利益を上げている社会構造にある。
沖縄振興予算3,000億円も、沖縄の経営者だけしかメリットがない。むしろ、沖縄の格差社会にしている面もある。
沖縄の最低賃金を引き上げることが必要だし、沖縄振興予算3,000億円は公共事業ではなく、沖縄県民に直接給付すべきだ。