モバイルバッテリーの選び方を解説
モバイルバッテリーは大容量のものを買えばいいというわけではない。例えば大容量10,000mAhのモバイルバッテリーの場合、満充電するには8時間~10時間かかる。
また重さが300g程度ある。これはスマホ2台分の重さになる。いつも持ち歩くには重すぎて逆に使い勝手が悪くなる。
では、どんなモバイルバッテリーがおすすめなのか?その選択のポイントをまとめてみた。
2大メーカー製品が売れ筋
モバイルバッテリーの2大メーカーは、ANKERとcheeroで、日本でも売れ筋となっている。
これのメーカーは、パナソニック製のバッテリーを採用していることが多く、高品質と評価されている。バッテリーがどのメーカー製なのかも注目したい。
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バッテリーの仕様
容量
モバイルバッテリーで、スマホに1回フル充電するには4,000mAh程度は必要となる。実はモバイルバッテリーの容量の6割程度しか充電できない。つまり、4,000mAhのバッテリーでも2,400mAh程度しか充電できない。
1回たけ充電できればいいのであれば4,000mAh~5,000mAhのモバイルバッテリーが最適だ。複数回、または複数機器を同時に充電したい場合は10,000mAh~20,000mAhのものがいい。
重さ
4,000mAh~5,000mAhの重さは約100g、10,000mAh~20,000mAhのものは300g以上となる。
充電時間は?
モバイルバッテリーに充電するには5,000mAhのモバイルバッテリーで3時間~4時間かかる。大容量10,000mAhのモバイルバッテリーなら8時間~10時間かかる。
購入しても充電時間が長すぎると使い勝手がよくない。しかし、災害時の非常用としての利用も想定するなら10,000mAh以上のものがいい。
モバイルバッテリーのUSB電源の出力仕様
モバイルバッテリーの出力仕様はUSB電源(2.0A)とUSB電源(1.0A)の2種類がある。USB電源(2.0A)の方が出力電流が高く、充電が速い。またUSB電源(1.0A)では、一部のスマホに充電できないことがある。
USBポートの数は?
モバイルバッテリーから複数のスマホに充電する場合は、2つのUSBポートが必要となる。
しかし、緊急用に持ち歩くのであれば軽さを優先し、USBポートが1つのもので十分だ。
追っかけ充電機能
モバイルバッテリーを充電しながら、スマホに充電出力できる機能。外出用であれば、この機能は必要ないと思われる。
AUKEY
モバイルバッテリーの2大メーカーは、ANKERとcheeroだが、「AUKEY」というメーカーもある。
実は、AUKEYはANKERよりも早く創業した中国の深センの会社で、欧米中心に輸出していたため、日本市場への参入を最近になってからだ。
まだ、日本の知名度は低いが、2ヵ月使った感じでは、十分使える製品だった。