日航機(JAL)から煙
2016年2月23日 新千歳空港で離陸前のJAL機(ボーイング737-800型機)の右エンジン部分から煙が出て乗客乗員165名が緊急脱出した。
この便は札幌発福岡行の日航3512便だった。
2017年5月現在、運輸安全委員会で調査中となっている。
エンジン不調の原因
当時、滑走路上には雪が積もっていて、それが航空機のエンジンに入り込み、異常燃焼を引き起こした可能性がある。
ボーイング737型機
事故を起こしたのはボーイング社の737型機だった。この737型機は小型機として設計開発された。その後、順次、座席数を増やしたバージョンを開発してきた。
737型機のエンジン地上高は低い
737型機(写真は事故機ではあまりません)
元々の設計が小型機のため、直径の小さいエンジンの搭載を前提に設計していた。そのため、737型機は地上高が低い位置が低いという特徴がある。
737型機の座席数を増加させるために、より強力なエンジンを搭載することになった。強力なエンジンの直径は大きく、小型機用に開発された737型機にそのまま搭載すると、地上に接触する可能性がでてきた。
そのため、737型機のエンジンの形状を「三角おむすび」のようにして、地上高を確保している。