世界の長距離国際便の分野で中東勢やLCCが台頭しつつあるなか、日航の新会社が加われば消費者の選択肢は一段と広がることになります。#JAL #イブニングスクープ
▶日航、中長距離LCC参入 20年にも欧米路線https://t.co/DdSnFyUwTf pic.twitter.com/spQagnNBpB— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2018年5月8日
日本航空との棲み分け
日航本体の国際線はビジネス客を中心に羽田空港拠点になって行くと予想される。
一方、新中長距離LCCは、成田空港を拠点とし訪日外国人や観光客を顧客層とすると予想される。
路線については、既存のジェット・スタージャパンは、オーストラリアの航空会社「カンタス」との共同出資であり、路線もオーストラリア、アジアが中心となっているので、重複しない路線に就航すると予想される。
したがって、新中距離LCCは、ジェットスター・ジャパンと別会社となる可能性があり、路線についても欧米路線中心に早ければ2020年に就航する予定。
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JAL777-300型機
機材と新会社設立時期
2018年7月にも「日航系LCC」の準備会社を設立し、ボーイング787-8型機2機で2020年に運航開始する予定。
中長距離LCC
ANA系列のピーチ・アビエーションは片道4時間以内の短距離国際線に就航してきた。しかし、2019年度末を目途に同じANA系列のバニラ・エアと経営統合し中長距離LCCに参入する方針を発表した。
関空~ハワイ路線
中長距離LCCの「スクート」と「エアアジアX」は、2017年に関空~ハワイ路線に就航した。
気になる運賃は、関空~ハワイ片道の最安値運賃は1万円台で「東京~新大阪」の新幹線並みとなっている。
シンガポール航空のLCC子会社「スクート」はB787型機を使用し、「スクートビズ(シートピッチ96cm)」と「エコノミークラス」がある。
「エアアジアX」はA330-300型機を使用し、座席数は377席(プレミアムフラットベット12席、エコノミークラス365席)となっている。
2018年4月現在、成田空港には中長距離LCCは就航していないが、今後1年~2年に就航することが確実視されており、日航も対抗上、中長距離LCCに参入するものと思われる。
日本ーハワイー北米乗り継ぎLCC路線
2018年5月、アメリカのLCC「サウスウエスト」がアメリカ西海岸~ハワイ路線に就航すると表明した。
これにより、年内にも「日本ーハワイーアメリカ西海岸」とLCCを乗り継いで行けることになる。