美ら海水族館(沖縄県 2015年 筆者撮影)
ジンベエザメは成魚になると体長10m~12m(最大体長20m・最大体重20t)に達する世界最大の「魚類」で、熱帯地方から亜熱帯に生息し、寿命は70年~100年とも言われる。
動物プランクトンや小魚などを食べ、性格はおとなしく、人を襲うことはない。
英語名はホエールシャーク(whale shark)で、文字通り「クジラみたいなサメ」という意味。
ちなみに学名は、脊索動物門軟骨魚綱テンジクザメ目ジンベエザメ科「Rhincodon typus」という。
2024年10月11日、「のとじま水族館」でジンベエザメの展示が9か月ぶりに再開された。
施設名 | 所在地 | ジンベエザメの展示数と体長 |
美ら海水族館 | 沖縄県 | 1匹
|
海遊館 | 大阪府 | 2匹
|
いおワールドかごしま水族館 | 鹿児島県 | 1匹
|
のとじま水族館
|
石川県 | 1匹
(2024年10月11日展示再開) (2024年1月2日から2024年7月19日まで休館) (2024年1月の地震の影響で2匹永眠) |
1 [美ら海水族館](沖縄県)
美ら海水族館(沖縄県 筆者撮影)
美ら海水族館の所在地と入館料
施設名 | 美ら海水族館 |
---|---|
所在地 | 沖縄県国頭郡本部町石川424 |
アクセス | 那覇空港から、車で約2時間(高速道路利用)
那覇空港から、バス(高速バス使用)で約2時間半 |
駐車場 | 無料(最寄りの駐車場は北ゲートのP7立体駐車場) |
入館料 | 大人(2,180円)
中人(高校生)1,440円 小人(小・中学生)710円 6歳未満(無料) |
2023年3月31日をもって「4時からチケット」の販売は終了した。
沖縄県内のコンビニや道の駅では大人入場券を約1,950円で販売している。
美ら海水族館(沖縄県 筆者撮影)
美ら海水族館(沖縄県 2023年 筆者撮影)
水槽「黒潮の海」
- 水量7,500トン
- 幅35m×奥行27m×深さ10m
- 日本最大級
- ジンベエザメ1匹(2024年10月現在)
名前(オス・メス) | 体長 | 体重 | 飼育年数 |
ジンタ(オス) | 8.8m | 6.0トン | 飼育29年(2024年6月現在) |
2024年10月現在
美ら海水族館で見られるのは、オスのジンベエ1匹(ジンタ・体長8.8m)だけになっている。
2016年11月まで
美ら海水族館にはジンベエザメ3匹(オス1匹、メス2匹)がいた。
しかし、成長したため、ゆとりある水槽スペースを確保するため一番小さいジンベエザメ(メス)を海の生簀(いけす)に移動させた。
その後、水槽内のメスのジンベエサメ(体長8m)が2021年6月17日に永眠した。
2008年、沖縄県の漁網に迷い込んで以来13年間飼育されていた。13年2か月の飼育期間はメスとしては国内で最も長かった。
美ら海水族館では世界初のジンベエザメの繁殖を目指しており、2018年度の入場者数は372万人で日本1位。
(筆者撮影)
ジンベエザメは海中では垂直になって捕食する。美ら海水族館ではそれを見られるように水槽の深さを10mにしている。
ジンベイザメの給餌時間
- 15:00~
- 17:00~
ジンベエザメの体調により、変更または中止する場合がある。
2019年4月(筆者撮影)
2019年3月、「美ら海水族館」から約1.5kmの場所に「スターバックスコーヒー 沖縄本部町店」が開業した。
- 所在地 沖縄県 国頭郡 本部町山川1421-4
- 営業時間 7:00~22:00
2 [海遊館](大阪市)
海遊館の入場料と所在地
施設名 | 海遊館 |
---|---|
所在地 | 大阪市港区海岸通1-1-10 |
アクセス | 大阪メトロ中央線「大阪港駅」から徒歩5分 |
入館料 | 大人(高校生・16歳以上)2,700円
子ども(小・中学生)1,400円 幼児(3歳以上)700円 |
駐車場 | 平日最大:1,200円(200円/30分)
土・日・祝最大:2,000円(250円/30分) |
- 水槽「太平洋の海」
- 水量5,400トン
- 幅34m×深さ9m
- ジンベエザメ2匹
- 体長6mまで成長すると海に放流する
名前(オス・メス) | 体長 | 推定体重 | 推定年齢 |
遊(ユウ)メス | 6.2m | 1,700kg | 17歳~18歳 |
海(カイ)オス | 4.7m | 700kg | 7歳~8歳 |
(2024年10月現在)
- 1990年、本州でジンベエザメを見れる唯一の水族館として開館した。
- 年間水族館入館者数は約240万人で「美ら海水族館」に次いで国内2位。
- 見学所要時間 2時間~2時間半。
- 駐車場は海遊館・天保山マーケットプレースの地下に1,000台。
- 大阪メトロ中央線「大阪港駅」から徒歩5分。
3 [いおワールドかごしま水族館](鹿児島県)
名称 | いおワールドかごしま水族館 | |
所在地 | 鹿児島県鹿児島市本港新町3-1 | |
入場料 | 大人高校生以上 | 1,500円 |
小・中学生 | 750円 |
- 水槽「黒潮大水槽」
- 水量1,500トン
- 横25m × 縦13m × 深さ5m
名前(オス・メス) | 搬入日 | 体長 | 推定年齢 |
10代目ユウユウ(オス) | 2019年9月6日 | 4.7m(2023年)
(搬入時3.6m) |
若い |
水槽の深さが5mなので、ジンベエザメの体長が5.5mに達すると海に帰す。
1997年開館で、施設名の「いお」とは鹿児島弁で「魚」を意味する。
アクセス
- JR鹿児島駅から徒歩15分
- JR鹿児島中央駅から市電10分「水族館口電停」下車徒歩8分
- JR鹿児島中央駅から市バス10分「かごしま水族館前」下車徒歩3分
- 駐車場 1時間まで無料(1時間を超えると1時間毎に200円)
名称 | のとじま水族館 | |
所在地 | 石川県七尾市能登島曲町15部40 | |
入場料 | 一般・高校生以上 | イルカ・アシカショー再開までの間、特別料金
|
中学生以下 | イルカ・アシカショー再開までの間、特別料金
|
- 水槽「パノラマ大水槽」(ジンベイ館「青の世界」)
- 水量1,600トン
- 対角距離20m×深さ6m
- ジンベエザメ1匹(2024年10月現在)
名前(オス・メス) | 体長 | 体重 | 推定年齢 |
名前募集中(メス) | 4.4m | 2024年10月11日展示開始 | |
4.9m | 2024年1月永眠 | ||
4.6m | 2024年1月永眠 |
水槽の深さが6.5mなので体長5.8mまで成長すると、海に放流する。
アクセス
- 金沢駅から車で1時間、和倉温泉駅からバス30分
(2022年度末展示予定)[アクアワールド茨城県大洗水族館](茨城県)
- 茨城県「アクアワールド茨城県大洗水族館」は「ジンベエザメ」の飼育展示(水量8,000トン)を検討しており、2020年度中に事業費130億円で着手し、2022年度末(2023年3月)の展示を目指していた。
- しかし、2020年3月12日に茨城県の委員会で否決され、先行きは不透明。
名称 | アクアワールド茨城県大洗水族館 | |
所在地 | 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252-3 | |
入館料 | 大人 | 2,000円 |
小・中学生 | 900円 | |
幼児(3歳以上) | 300円 | |
3歳未満 | 無料 |
[横浜・八景島シーパラダイス](神奈川県)
千葉県の定置網に迷い込んだ体長4.5mの2代目ジンベエザメ(オス)が展示されていたが、2019年2月18日に永眠した。
名称 | 横浜・八景島シーパラダイス | |
所在地 | 横浜市金沢区八景島 | |
入場料(4つの水族館を観覧できるアクアリゾーツパス) | 大人・高校生以上 | 3,000円 |
小・中学生 | 1,800円 | |
幼児(4才以上) | 900円 | |
シニア(65才以上) | 2,500円 |
- 大水槽「大海原に生きる群れと輝きの魚たち」
- アクアミュージアム1階
- 水量1,500トン
- 高さ8m × 幅15m
初代ジンベエザメ「七海」は千葉の定置網で捕獲され、八景島シーパラダイスで2010年11月~2016年10月の6年間飼育されていた。
アクセス
最寄駅 金沢シーサイドライン八景島駅徒歩10分(京急金沢八景駅から乗り換え)