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老後資金で「個別株」を買ってはいけない理由

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――暴落・倒産・流動性リスクがあなたの老後を壊す

「株式投資は資産形成に有効」――この言葉は半分正解で、半分は誤解を招く危険なアドバイスです。特に老後資金を運用する場面で「個別株」に手を出すのは、まさに地雷を踏みにいくようなもの。

結論から言えば、老後資金で「個別株」を買ってはいけません。
理由は明確です。

① 個別株には「暴落リスク」と「倒産リスク」がある

老後の運用期間は30年に及ぶことも珍しくありません。65歳でリタイアしても、95歳まで生きる可能性は十分にあります。その長い期間には、少なくとも1~2回は大規模な暴落が起こるでしょう。2008年のリーマン・ショックのように、株価が一時的に50~60%も下落する局面が来るかもしれません。

さらに怖いのは、「個別株」には倒産リスクがあること。市場全体が回復しても、自分が持っている銘柄が戻ってこない──そんなことも珍しくないのです。

② 80歳で冷静に売買できますか?

株式市場は情報戦です。決算書を読み、企業の将来性を分析し、需給を見極めて売買タイミングを判断する。これを80歳になっても続けられるでしょうか?

体力・気力・判断力が落ちる中で、冷静に売買判断を下すのは簡単ではありません。老後は「頭を使う投資」ではなく、「自動的に売却できる仕組みがある投資」を選ぶべきです。

③ インデックスファンドなら「毎月10万円ずつ自動解約」が可能

たとえば、全世界株やS&P500などのインデックスファンドを積み立てておけば、**毎月10万円ずつ取り崩す(定額解約)**ことができます。

定期的に資金を確保しながら、資産の一部は市場の成長とともに残っていく──まさに、長生きリスクに備えた仕組みと言えるでしょう。しかも、NISA口座を使えば非課税で解約できます。

一方で個別株では、**売るタイミングも難しく、誰も買ってくれない(流動性が低い)場合もあります。「株価が下がっていて今は売れない」「配当が欲しいから売れない」と判断を先延ばししているうちに、含み損だけが膨らんでいく──それが個別株の怖さです。

結論:老後の資産は「安定した現金化のしやすさ」で選ぶべき

老後資金の最大の目的は「値上がり」ではなく、「必要なときに必要なだけ取り崩せる」ことです。そのためには、流動性が高く、リスク分散されているインデックスファンドが最適です。

短期的なリターンを狙って個別株に手を出すのは、まるで「賭け事」に近い行為。退職後の生活費、医療費、介護費など、確実に必要になるお金を「運まかせ」にしてはいけません。

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