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PayPay銀行『預金革命』で普通預金金利2%? 条件・仕組み・リスクを徹底解説

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「預金金利が2%!?」という見出しが話題になった PayPay銀行の預金革命(ドル&円2%預金)。

「普通預金なのに高金利」「円とドルを両方預けないといけない」など、メリットもあれば疑問も多い制度です。

本記事では、その条件・仕組み・実際の利回り、そして注意すべきリスク・落とし穴をわかりやすく整理します。

 

基本概要:何が「預金革命」か

PayPay銀行は、2024年12月4日付で、円普通預金と米ドル普通預金の両方に預け入れを行うことで、特別金利 年2.0%を適用する定常プログラム「預金革命(ドル&円2%預金)」を開始しました。

税引後では約 年1.59% となります(利息には所得税・復興特別所得税・住民税の合算で20.315%が課税)。

“定常プログラム”という名目で、キャンペーン期間限定ではなく、条件さえ満たせば継続適用される枠組みとして設計されています(ただし金利は変動金利で、将来的な見直しの可能性あり)。

この金利は、一般的なメガバンクの普通預金金利と比して大幅に高く、PayPay側も「メガバンクの約20倍」などとアピールしています。

 

条件・仕組みの詳細(「2%」を得るために必要なこと)

この「2%」金利を得るには、いくつかの条件と制限が存在します。以下は主なポイント:

項目 内容
対象預金 円普通預金と米ドル普通預金の両方
円預金の上限 円預金で金利2%が適用されるのは、米ドル普通預金の月中平均残高(円換算)の範囲内まで。ただし円預金には上限500万円までという制限あり。
米ドル預金の上限 米ドル預金には特段の上限が設けられていないが、為替リスクが伴う点に注意。
対象 以下のいずれかの条件を満たした個人のお客さま
・PayPayアプリとPayPay銀行口座を連携(「PayPay銀行」ミニアプリの利用登録)
・PayPay銀行ホームページの「預金革命」からエントリー
利息計算の基準 月中平均残高ベースで計算。利息が 1 円未満や 1 セント未満の場合は切り捨てられる。
為替変動・手数料 外貨預金部分には為替変動リスクが伴う。入金・出金時には為替手数料が発生。
金利の変動可能性 現行の2%金利は“変動金利”であり、金利情勢などに応じて将来的に見直される可能性あり。
預金保険の適用範囲 米ドル預金(外貨預金)は預金保険の対象外。つまり銀行破綻時には保護されない可能性あり。

 

利回りイメージ(シミュレーション例)

具体例を挙げて、どのくらいお得になるのか見てみましょう。

たとえば:

  • 円預金:50万円
  • 米ドル預金:50万円相当
  • 為替変動なし(理想ケース)
  • 1か月間預けた場合

この条件だと、合計100万円に対して年2.0%(税引後 1.59%)の金利が適用されると仮定すると、

  • 年間利息(税引前):100万円 × 0.02 = 2万円
  • 税引後利息:約 2万円 × (1 – 0.20315) ≒ 15,937円

月換算では、約 1,328円 強の利息が得られる計算になります(ただし実際は月中平均ベース、端数処理、為替変動などで前後する)

ただし、円部分はドル預金額までしか“2%”が適用されない点に注意。例えば、

  • 円預金:50万円
  • 米ドル預金:30万円相当

この場合、円部分のうち 30万円分は2%金利、残り 20 万円分は通常金利(かなり低利)となる可能性があります。

 

メリット(魅力的な点)

普通預金で高金利が得られる(流動性保持)
定期預金などに縛られず、いつでも出し入れできる普通預金で「高金利」が受けられるのは珍しい。

両通貨で金利を得られる
円預金だけでなく米ドル預金にも金利2%が適用されるので、複数の資産に分散できる。

話題性・集客効果
この制度開始直後、口座開設の申込数が普段の40倍になったという報道もあります(注目度の高さを示す指標)

金利見直し次第で継続可能性あり
“定常プログラム”という位置づけであるため、長期にわたる運用が期待されている(ただし保証はない)

 

リスク・注意点(見落としやすい点)

為替リスク
米ドル預金は為替の変動に左右されます。預けた時より円安になれば利益、円高になれば損失となるケースがあります。

外貨預金は預金保険の対象外
日本の預金保険制度では、外貨預金(外国通貨建て預金)は保護対象外になることがあります。銀行が破綻した場合、元本が保証されないリスクがあります。

金利2%は上限・条件付き
円普通預金で2%が適用される上限が「米ドル預金額分」までという制限があります。また、円預金には上限 500万円という制限もあります。

金利の将来変動
現在は2%だが、金利情勢の変化・金融政策の影響で引き下げられる可能性が常にある点は無視できません。

手数料・為替コスト
入金時・出金時の為替手数料、その他口座の維持コスト、為替スプレッドなどが実質的な利回りを下げる可能性があります。

複雑さ・管理負荷
円とドルを両方管理する必要があり、為替の動きや残高管理に気を配る必要があります。

 

総評・活用アイデア

「預金革命」は、条件をうまく満たせば普通預金で2%という魅力的な利回りを実現できる制度です。ただし、外貨預金という投資性も孕んでおり、為替リスクや保護制度の制限を理解した上で使うべきです。

活用のヒント

  • ドル預金額を増やして、円預金でも2%適用できる範囲を広げる
  • 長期より中期~短期で使い、定期的に状況を見直す
  • 2%金利が続くかどうかを定期的にチェック

 

 

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