Win10の64bit版のメモリはいくら必要か?
Win10の32bit版であればメモリ2GBで十分だったが、Win10の64bit版では2GBのメモリでは重くなってきた。
Win10の64bit版でメモリ4GBは、Win10の32bit版のメモリ2GBと同程度と思われる。
Win10の64bit版はメモリ4GBでも十分に動くのだが、6GBになるとより快適に動く、8GBにするとさらにメモリ増設の効果を感じることができる。
毎日PCを使うならWin10の64bit版ではメモリを6GB~8GB積んだ方がいいと思う。
Win10のバージョン | 最小メモリ容量 | 実用的に動くメモリ容量 | 快適に動くメモリ容量 |
32bit | 2GB | 2GB | 4GB |
64bit | 2GB | 4GB | 8GB |
数年前のPCが4GBのメモリを認識しない
数年前(2011年以前)のPCでは、メモリのDDR3や周波数と言った規格があっていても4GBのメモリを認識しないことがある。 これは、メモリチップの集積度があがったことでMB(マザーボード)の、メモリチップの上限を超えたことによる。
具体的に言うと、PCの仕様でメモリソケットが4つあって、メモリ合計16GBまで搭載可能となっている場合、1つのメモリソケットは4GBまで対応していると思うだろう。しかし、最近の4GBメモリは認識しないことがある。
というのは、2GBメモリには8個のメモリチップが搭載されている場合、1個のメモリチップは256MBでこれが8個チップあって合計で2GBとなる。しかし、4GBメモリは512MBのメモリチップが8個搭載されている。この場合、1メモリチップは512MBとなり、これを古いMBが認識しないのだ。PCを起動するとビープ音(BEEP音)がする。
したがって、2011年以前のPCの場合、2GBのメモリを買った方が認識することが多い。4GBのメモリは認識しないことが多い。
DDR3メモリの市場価格、2GBも4GBも2,000円
DDR3メモリの規格は古くなって、流通量が少なく価格が通常と異なることが多い。現在DDR3のメモリの場合、2GBのメモリも4GBのメモリも2,000円程度でほとんど同じになっていることがある。
それで、割安な4GBのメモリを買ってしまって、PCが認識しないことがある。メモリチップ1個当たりの上限を確認した方がよい。
Win10の無料アップグレード期間が2016年7月29日までとなった。Win7の32bit版からWin10にアップグレードしたため、Win10でも32bit版で使用してきた。
しかし、最近、Win10の32bit版から64bit版にすることができると知って64bit版を入れてみた。
(2019年11月現在、WIN7からWIN10に無償アップグレードできる)
Win7の32bit版からWin10の64bit版にアップグレードする方法
Win7の32bit版から直接、Win10の64bit版にアップグレードすることはできない。一回、Win10の32bit版にアップグレードして、そこからWin10の64bit版を再びダウンロードしてインストールすればアップグレードできる。