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訪日外国人が多く宿泊する都道府県ランキング

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インバウンド

近年訪日外国人が増加し、2014年は1,341万人に達した。2015年も年間2,000万人ペースで推移している。

延べ宿泊日数は日本全体で4,482万人(泊)前年比+34%(2014年)となっている。

これを受け政府も2020年に2,000万人を目標としていたが、3,000万人に引き上げた。

しかし、日本全体に外国人が行くわけではなく、「東京~大阪のゴールデンルート」、「北海道」、「沖縄」に集中している。

 

ホテルの宿泊費が値上がり、予約が取りにくくなっている

外国人旅行者が集中する東京、大阪、北海道、沖縄のホテル宿泊料金が15%程度値上がりしている。また週末を中心に予約も取りづらくなっている。

 

外国人延べ宿泊者数(都道府県別)2014年

(1)東京都1345万人泊   前年比+37%

(2)大阪府584万人泊   前年比+35%

(3)北海道403万人泊   前年比+31%

(4)京都府341万人泊   前年比+30%

(5)千葉県275万人泊   前年比+34%

(6)沖縄県231万人泊   前年比+56%

(7)愛知県149万人泊   前年比+30%

(8)福岡県133万人泊   前年比+48%

(9)神奈川県132万人泊  前年比+24%

(10)山梨県94万人泊   前年比+91%

 

まとめ

延べ宿泊人数から分かるように、外国人がよくいく旅行ルートは「東京~大阪のゴールデンルート」、「北海道」、「沖縄」に集中している。

福岡県が多いのは、韓国人がゴルフや温泉目的で多く来日しているのが要因。

日本人を含む総宿泊人数は、4億7,232万人(2014年)で、うち外国人は4,482万人。9.4%が外国人宿泊者となっている。

 

今後の予想と対策

政府は2020年に訪日外国人目標を2,000万人から3,000万人に引き上げた。2020年東京オリンピックに向け3,000万人という数字は外国人の需要はある。

しかし、日本国内の外国人観光客向けのインフラ、ホテルが不足しているので、達成するにはそれを解決する必要がある。

その対策として沖縄の那覇空港は現在、滑走路が1本だが、第二滑走路を2020年までに建設する方針。成田空港も第三滑走路増設計画があり、関空は2017年を目標にT3(第三ターミナル)を建設中、中部空港もLCCターミナルの建設を決定した。

東京、大阪、沖縄、北海道はホテル不足が深刻になっており、訪日外国人3,000万人達成するためにはホテル建設が必須だ。

 

人材教育

観光に携わる人材の養成には時間がかかる。アメリカでは大学で「観光学」「ホテル経営学」という分野の専門教育を行っている。

日本では専門学校で現場のホテルスタッフ養成講座がある程度。日本でも大学レベルで観光分野の専門教育をする必要がある。

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