「体が硬いと太る」という話を聞いたことがある人は多いでしょう。
結論から言えば、体が硬いこと自体が直接太る原因になるわけではありません。
しかし、体が硬い状態が続くことで、血流が悪くなり、結果として太りやすい体になるのは事実です。
筋肉は、縮んだり緩んだりすることで血液を送り出す「ポンプ」の役割を果たしています。
ところが、ストレッチ不足や長時間同じ姿勢が続くと、筋肉は硬くなり、このポンプ機能が弱まります。
その結果、
- 血流が滞る
- 酸素や栄養が全身に届きにくくなる
- 老廃物が溜まりやすくなる
といった状態に陥ります。
血流の低下は、単に「冷え」や「コリ」だけの問題ではありません。
① 基礎代謝が下がる
血流が悪いと、筋肉や内臓の働きが低下します。
これにより、安静時に消費されるエネルギー(基礎代謝)が落ち、
同じ食事量でも脂肪が蓄積されやすくなります。
② 脂肪が燃えにくくなる
脂肪を燃やすためには、血液によって酸素が運ばれる必要があります。
血流が悪い状態では、脂肪燃焼の効率そのものが下がるため、
運動しても「痩せにくい」と感じやすくなります。
③ むくみと脂肪が重なり、太って見える
血流やリンパの流れが滞ると、体に水分が溜まりやすくなります。
この「むくみ」が慢性化すると、脂肪と重なり、
実際の体重以上に太って見える原因になります。
血流改善を考えるうえで、特に重要なのが以下の2か所です。
● 股関節
股関節まわりには、太い血管と大きな筋肉が集中しています。
ここが硬くなると、下半身全体の血流が滞りやすくなり、
- 下半身太り
- 冷え
- 代謝低下
につながります。
● 背中・肩甲骨まわり
背中と肩甲骨まわりは、上半身の血流を左右する要所です。
ここが硬いと、
猫背になりやすい
呼吸が浅くなる
内臓の働きが落ちる
といった影響が出やすく、結果的に太りやすい体になります。
ストレッチなどで体の硬さを改善し、血流が良くなると、
- 基礎代謝が上がる
- 脂肪が燃えやすくなる
- むくみが取れて体が軽くなる
- 姿勢が整い、見た目が引き締まる
といった変化が現れます。
体重が大きく変わらなくても、「細くなった」と感じる人が多いのはこのためです。