特割3運賃で非常口席(10C)を指定
ANAは2016年10月30日搭乗分から、「旅割」「特割」運賃の内容を大きく変更した。
ANAで航空券を予約購入する場合、まず「予約」のみをして、2~3日後までに「購入」(支払い手続き)をする。
「旅割」を「購入」した場合、55日前まで「取消料」(キャンセル料)は無料になった。(2016年10月30日搭乗分以降)
特割についても変更点があった。
特割の変更点
従来、特割は
- 「特割A」
- 「特割B」
- 「特割C」の3種類だった。
特割Cが最も空席が多く見込まれるので最も運賃が安かった。
2016年10月30日搭乗分以降は
- 「特割1」
- 「特割3」の2種類に変更になった。
「特割1」は前日まで予約でき、「特割3」は3日前まで予約できる運賃だ。
空席が少ない順に「A」、「B」、「C」~「N」と表示される。
例えば、「特割3A」は空席が少なく高い運賃になる。
旅割と特割の違い
旅割は2016年10月30日搭乗分から、支払い期限が予約日を含め2日以内となり、搭乗の55日前までは取消料が無料となった。搭乗日当日、出発前の取消料は60%。
特割は、支払い期限が予約日を含め3日以内となり、取消料は出発前まですべての期間で運賃の約5%となった。
特割の方が運賃が旅割よりも高い。しかし、特割の場合、非常口席が予約できるなど、座席指定できる範囲が広がった。
旅割で予約したが特割に変更して非常口席指定
旅割で予約して、座席指定をしようとしたら、非常口席を予約できなかった。しかし、座席指定画面で「特割3」なら「座席指定の範囲が広くなる」と表示された。
そこをクリックすると「特割3」で指定できる座席が黄色で表示されていた。ボーイング737の10列C席の非常口席も黄色で表示されていたので、旅割から「特割」へ1クリックで変更し、非常口席を指定した。
那覇~石垣の場合、「旅割55」と「特割3」の差額は1区間900円だった。
まとめ
旅割と特割の違いは何日前に予約できるかの違いしか意識しなかった。しかし、「特割」の方が値段は高いが座席指定できる範囲は広くなった。
特割と旅割の差額は、羽田~伊丹の場合で1,000円~2,000円、特割の方が高かった。
また、「特割」は当日でも出発前ならキャンセル料が運賃の5%というメリットがある。(旅割の場合は運賃の60%のキャンセル料がかかる)
旅割で予約しても座席指定画面で「特割なら座席指定できる範囲が広がる」と表示されるようになった。
クリックすると、特割で座席指定できる席が黄色で表示されるので分かりやすい。同時に「特割」と「旅割」の運賃の差額も表示される。
ただ、旅割で予約して特割に変更したのだが、支払い期限が予約日を含め2日後になっていた。本来なら特割の支払い期限は予約日を含め3日後のはずだ。
これは、複数予約をした場合、最も短い日付の期限が適用されるためと思われる。