スポンサーリンク

ANA JAL 優待券をタダ取りする方法 【現物信用両建(クロス)取引】

(当サイトはアフィリエイト広告を利用しています)

株主優待券

9月末3月末のJALやANAの株主には株主優待券が送られる。自分で使ってもいいし、一枚4,000円程度で売却もできる。

しかし、ANAの株価が50円下落すると100株でも5,000円の損失になる。これでは株主優待券をもらっても赤字になってしまう。

この株価下落リスクなく、数百円手数料株主優待券だけをもらう方法がある。

それがクロス取引(両建て)だ。

スポンサーリンク



株主優待券をもらう条件

「現物株」を「権利付最終売買日」に保有していなければいけない。
信用取引で買っているだけでは優待券はもらえない

 

2019年9月の権利付最終売買日2019年9月26日(木)なので、この日までに現物株を保有していれば株主優待券を郵送でもらえる。

購入した株式は翌日の2019年9月27日(金)に売却しても株主優待券はもらえる。

 

2019年7月16日から受渡日数が変更

従来は約定の3営業日後が「受渡日」だったが、2019年7月16日以降は、約定の2営業後が「受渡日」になる。

 

現物と信用の両建

権利付最終売買日に現物株100 株を買って翌日に売却する場合、株価が50円値下がりすると100株で5,000円の損失になる。

優待券の価値は4,000円程度なので株価が50円値下がりすると、トータルでマイナスとなる。

この価格変動リスクを回避するために、「現物の買い」と「信用の売り」を同時にすればいい。

例えば、

現物でANA株を株価4,000円で100株買い」と

信用でANA株を株価4,000円で100株売り」をすればいい。

この状態で権利付最終売買日を迎える。

 

翌日信用の売りを解消するため、「現渡し取引」をすると、「信用売り残」と「現物株」がなくなり、売却代金の現金約40万円が口座に残る。

 

 

同じ株価で現物買と信用売をする方法

午前9時~15時の取引時間中は1秒でも株価が変動するので、現物買と信用売を同時に注文を出しても必ずしも同じ株価では成約しない。

したがって、午前9時寄り付き前に「現物の成行買い」と「信用の成行売り」注文を出しておく。そうすると両方ともその日の始値(同じ株価)で成約する。

 

 

逆日歩とは?

逆日歩とは株を借りるときの借り賃(品貸料)のこと。例えば、1株当たり50円の逆日歩がつくと、100株の「信用売り」で5,000円を支払わなければならない。

「一般信用売り」ならば、この逆日歩を支払う必要がない。

 

 

注意点

信用の「現渡取引」を2019年9月26日(木)午後3時~午後3時30分にすると、証券会社によっては2019年3月26日(木)付での成約(売却)となり、株主優待券がもらえない。

スポンサーリンク


「制度信用」と「一般信用」

信用取引には「制度信用」と「一般信用」の二種類がある。

制度信用」とは取引所規則によって決定される取引で「逆日歩」が発生する。

一般信用」は証券会社と投資家の間で設定できる取引で「逆日歩」は発生しない。

一般信用売りできる証券会社
SBI証券
松井証券
カブドットコム証券
岩井コスモ証券
大和証券

 

手数料(コスト)はいくらかかるか?

ANAの株主優待券は1枚4,000円程度の価値なので、手数料で2,000円~3,000円かかれば、利益は少なくなる。

そこで手数料(コスト)について調べてみた。

 

コストの計算例

SBI証券でANA株100株を権利付最終売買日に「一般信用売り」と「現物買い」の両建をして、翌日に現渡する場合

手数料 アクティブプランで、税込515円
貸株料 30万円×2日/365日×3.9%=約64円
逆日歩 不要

計算では手数料(コスト)は579円で4,000円相当のANA株主優待券がもらえることになる。

しかし、SBI証券では現物信用手数料別計算になる。

 

売買手数料 現物株と信用株の売買手数料
逆日歩 制度信用のみかかる・一般信用は不要
貸株料(金利) 権利付最終売買日に両建てして、翌日に現渡しても2日分の金利がかかる

 

スポンサーリンク


ANA400株までが資金効率がいい

保有株数によって株主優待券の枚数が違ってくる。

ANA株保有数 株主優待券枚数
100株 1枚
200株 2枚
300株 3枚
400株 4枚
500株 4枚
600株 5枚
700株 5枚
800株 6枚
900株 6枚
1,000株 7枚

400株までは100株につき1枚の優待券がもらえるので資金効率がいい。

例えば、1人で800株保有する場合、優待券は6枚となるが、家族名義2人が400株ずつ保有すると優待券は8枚となる。

 

ANA優待券4枚までの1枚当たりのコスト

(手数料は証券会社によって異なるのであくまでも試算です)

ANA保有株数 株主優待券枚数 取引手数料合計 貸株料 合計 株主優待券1枚当たりのコスト
100株 1枚 515円 64円 579円 579円
200株 2枚 1,254円 128円 1,382円 691円
300株 3枚 1,254円 192円 1,446円 482円
400株 4枚 1,686円 256円 1,942円 485円

 

注意点

権利付最終売買日には一般信用の株が不足することがある。その場合、一般信用で売り建てはできない。

権利付最終売買日より前に売り建てをすると「貸株料」が数百円だが高くなる。

権利付最終売買日に売り建てし、当日の取引終了後の午後3時~午後3時30分の間に、現渡すると、当日の約定になって優待券がもらえない。

やり方を間違うと逆日歩が発生したり損失が発生することがあるので、自己責任でお願いします。

SBI証券

error: Content is protected !!