イオンモール沖縄ライカムが2015年4月に開業
イオンライカムは那覇空港から車で約50分のところに立地する。
沖縄本島中部の北中城村の大規模ショッピングモール。
外観は琉球の宮殿をモチーフとし、観光とショッピングの融合をコンセプトに建設された。
開業後、半年で来場者750万人、2015/4~2016/2で1,100万人を記録した。
1,100万人のうち、1,000万人以上は地元客という。沖縄県の人口は140万人なので、県民1人が累計7回来たことになる。
観光客来場者は100万人以下で、予想よりも少ない感じがする。やはりアクセスに問題があるようだ。
イオンモール沖縄ライカムの規模
- 2015年4月開業
- 敷地面積は約17万5000平米
- 延床面積は約16万平米(駐車場を含む)
- 総賃貸面積は約7万8000平米
- 駐車場は4,000台
- 年間予想来場者約1,000万人
交通アクセスの問題点
沖縄道のICから5kmなので5~10分で行けると思ったが、実際には信号や渋滞があり約20分程度かかる。
結局、沖縄道のICから往復で40分の時間がかかる。観光の途中で立ち寄るには時間のロスが大きい。
本州の大型ショッピングモールと同じような店が多く、本土からの観光客にとっては珍しさはあまりない。
お土産もイオンライカム独自の物は少ないように思えた。
来場者数は順調だが、9割以上は地元の人間で観光客は1割以下となっている。
ライカムという名前の由来
ライカムという名称は北中城村に米軍の司令部(Ryukyu Command headquarters)があったことなら名づけられた。
現在でも、「ライカム交差点」「ライカム坂」などの地名が残っている。
サンエー(沖縄資本)が大型商業施設建設を計画
イオンライカムができるまで「那覇メインプレイス」(売り場面積約3万7000平米)沖が縄県最大の商業施設はだった。
その運営会社サンエー(東証上場2659)は、2018年に沖縄県浦添市に、大型商業施設を開業する。
商業施設の規模は、
- 敷地面積は約8万6000平米
- 店舗面積は約6万平米
- 駐車台数は約3700台
- ホテルも併設する
イオンライカムの今後
一方、イオンライカム周辺にもホテル建設を計画中で、ショッピングセンター+ホテルという組み合わせで売上を伸ばす方針だ。
さらに、イオンライカム周辺には大型マンションも建設され、周辺人口増加により、日常の買い物客の増加が期待される。
沖縄市の市街地からアクセスがいいので、地元客中心のショッピングモールになるのではないか?