777-300型機シートマップ(前方)
JALの座席指定画面を見ると、見慣れない「幼」の文字が目についた。
「幼児2名連れ優先座席」のことで、従来の「幼児マーク」とは少し違う。
従来の「幼児マーク」とは少し違う
「幼児連れの方」が座席指定していると「幼児マーク」が表示される。
しかし、「幼」の文字表示はそれとは少し違う。JALのHPでは「幼児2名連れ優先座席」と記載されている。
幼児2名連れ優先座席とは?
3歳未満のお子様2名同伴で隣席を希望する場合に「幼児2名連れ優先座席」を指定してくださいということらしい。
「座席を使用しない幼児を2名連れ」とは、「幼児2名+大人2名」で隣り合った2座席を使用するという意味だと思う。
酸素マスクの数
飛行機の座席は横に3席か4席が多いが、緊急時に使用する酸素マスクは、座席数+1個しかない。
例えば横4人座席の場合、酸素マスクは4+1=5個しかない。
そこに幼児が2名座ると乗客は大人4人+幼児2名=6名となるが、酸素マスクは5個しかなく1個足りない。
そのため、通常は「幼児2名+大人2名」が隣席に座ることはできない。
その解決策として「幼児2名連れ優先座席」は通常より酸素マスクの数を多く設置していると思われる。
例えば横4人座席の場合、通常、酸素マスクは4座席分+1個=5個だが、「幼児2名連れ優先座席」は酸素マスクを「大人4名+幼児4名」の8個設置していると思われる
「幼児2名連れ優先座席」を一般客が予約できるか?
JALのHPでは、「幼児2名連れでないお客さまもご利用いただくことが可能です。」と記載されている。
したがって、一般客でも「幼児2名連れ優先座席」を予約できる。
777-300型機シートマップ(後方)
「幼児2名連れ」優先座席番号
777-300型機
24D・24E・24F・24G |
30D・30E・30F・30G |
44D・44E・44F・44G |
54A・54C・54H・54K |
子連れ旅行者にお勧めの座席
飛行機の前方座席はビジネスマンが多く、機内で仕事をしたり、寝ている人も多いので子供が泣くと気まずくなることがある。
一方、後方座席は団体観光客が多く、多少子供が泣いても「お互い様」という感じがする。
また、飛行機の最後尾にはトイレが設置されることが多い。
したがって、お子様連れの場合は後方座席がお勧めです。