2016年4月から日本の電力自由化される
今までは地域独占で、東京に住めば東京電力しか消費者に選択の余地はなかった。しかし、2016年4月から消費者が自由に電力会社を選択できる。
家庭用電力市場は年間7兆5000億円と言われる。
2016年1月から先行予約がはじまる
実際の新電力の料金が適用されるのは2016年4月だが、2016年1月から先行して予約が始まる。
新電力でいくらやすくなるか?
新電力の電気料金プランはまだ確定していないが、予想では5~8%程度の値下げとなりそうだ。一般家庭で年間5,000円~1万円程度の値下げになる可能性がある。
ただ、携帯電話の2年契約のように、途中で解約すると違約金が発生する可能性もあり、各社のプランが出そろってから契約した方がいい。
新規参入は80社(新電力)
新規参入を予定している企業は約80社となる。東京に住んでいても「関西電力」を選択することも可能となる。
先に自由化された大口電力の自由化では新電力「エネット」がシェア約50%を獲得しており、家庭用でも注目される。
楽天エナジーがホテルと契約10%のコスト削減
事業者向け電力はすでに自由化されている。「新電力」楽天エナジーと契約した熊本県阿蘇のホテルは電気代が10%削減、電力使用量も5%削減した。
ポイントサービス
楽天は丸紅と提携し新電力を楽天市場出店者に販売する計画。楽天スーパーポイントを付与する方針。「楽天経済圏」を電力分野にも拡大する。
ガスや通信と電力のセット販売による割引サービス
東京電力はTポイントを導入2016年1月よりTポイントが利用可能となる。またソフトバンクとセット販売する計画。
中部電力はドコモと提携、ポイントで電気料金割引と展開する方針。
関西電力はイオンと提携検討 WAONポイントで電気料金割引を検討。
電力自由化 小売り電気事業者40社認可
エネット、昭和シェル石油、ケイ・オプティコム、静岡ガス&パワー、東燃ゼネラル石油、北海道ガス、など40社を認可。今後も認可企業は増加する見込み。
新電力(PPS)のシェア
事業用電力は自由化しているので、2013年のシェアを調査した。
1 | エネット | 46.8% |
2 | Fパワー | 9.7% |
3 | 丸紅 | 7.0% |
4 | JX日鉱日石 | 6.0% |
5 | 日本テクノ | 5.1% |
6 | サミットエナジー | 4.2% |
7 | 新日鉄 | 3.8% |
8 | その他 | 17.4% |